正月、盆に従姉妹の家行くとおばちゃんが喜んで迎えお菓子飲み物食事出してくれた
いくつになっても同じように迎えてくれた

おばちゃんはもうおばあちゃんになっている

バツが付いた従姉妹は現代の女らしくおばちゃんのような応対はしないお茶は息子に出させ質素なお菓子を出す程度
軽い挨拶だけで家の奥に引っ込み家族でくっちゃべり
一応客である自分をおもてなしはしてくれない

おばちゃんが亡くなったら親戚とはいえもう
その家には行かないだろう
ちゃんと出迎えてくれなかったことへのあてつけなどではなく何となくもう来なくていいかなと思ったからだ
こんなこと言うのは不粋だがおばちゃんの家族が困った時はうちの家族が大分助けて上げていた
いつもうれしそうに出迎えてくれるおばちゃんへの恩返しか見返りかそんなつもりだったのかもしれない

従姉妹にそんな恩着せがましい事を言う気はさらさらない
ただ離れた心の距離をそのままにしておくだけ