9/9(水) 18:31配信
デイリースポーツ

 M−1グランプリ1回戦に出場したラニーノーズの洲崎貴郁(左)と山田健人

 昨年の「歌ネタ王決定戦2019」を制したお笑いコンビ・ラニーノーズが9日、大阪市内で無観客で行われた漫才ナンバーワン決定戦「M−1グランプリ2020」の大阪1回戦に出場。ギターを弾くホストのネタで、2回戦に進出した。

 今年1月には「第5回上方漫才協会大賞」の話題賞を受賞。6月に洲崎貴郁(32)が5年半の交際を実らせ結婚するなど公私ともに快進撃を続けてきたが、8月に洲崎と山田健人(31)が相次いで新型コロナウイルスに感染。ホテル療養(宿泊療養)を経て、8月中旬に仕事復帰した。

 人一倍感染防止に気をつけていた2人だったが、まさかの陽性判定だった。洲崎は夫人が妊娠中。山田と同居するお笑いコンビ・コウテイの九条ジョー(26)が一時濃厚接触疑いとされ「キングオブコント」予選を出場辞退するなど、周囲にも影響が出てしまった。

 2人に批判的な意見も多く届いた。嗅覚が無くなるなどの症状が最近まで出ていたという洲崎は「奥さんと赤ちゃんが不安だった。めちゃくちゃ落ち込みました」と振り返る。山田も「ホテル隔離は精神的にやられる。お菓子をたくさん持っていたが、味がしなくなった。ホテルにいる看護師さんに電話しても接触できないので“辛いですよね〜”としか言ってくれない」と、生々しい体験を語った。

 M−1では異色の音曲漫才コンビ。3回戦で敗退した昨年に比べて、今年はしゃべりの部分を増やした。洲崎は「ギターの部分と、しゃべりの部分がうまくバランスを取れたら」と手応え。10月31日にはバンドとしてのライブ生配信も控えるラニーノーズが、コロナ禍を乗り越えM−1決勝進出を狙う。

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