左から、高橋みなみ、生稲晃子さん、若新雄純さん

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。毎週火曜日は、慶應義塾大学特任准教授でプロデューサーの若新雄純さんとお届け。9月8日(火)の放送では生稲晃子さんが登場。アイドル時代の今だから言える話や、自身の「アイドル論」を伺いました。

今週は、昭和から令和へと続くカルチャーを毎日ピックアップします。この日のテーマ「アイドル」。1986年にバラエティー番組「夕やけニャンニャン」(フジテレビ系)でデビューし、長いアイドル歴を持つ生稲さんに当時の思い出などを聞きました。

おニャン子クラブのオーディション合格の数日後から「夕やけニャンニャン」に出演することになった生稲さんは、もちろんレッスン経験はなし。部活動に熱中する学生だった自分が、初めて立った横浜スタジアムのステージは忘れられないと言います。

アイドルとしての自覚が芽生えたのは、ステージから見た客席に自分の名前が書かれた鉢巻きや法被(はっぴ)を見つけてから。当時は恋愛禁止が徹底されていましたが、共演者から連絡先を書いた紙を渡されることもあったと言います。「まるで学校の延長みたいでした」と生稲さん。とはいえ、携帯電話がまだ普及されていない当時、かかってくるのは実家の固定電話で……「最初に親が出るんです」と笑いました。おニャン子の恋愛に対する“鉄の掟”を知ったたかみなは「AKB48も恋愛禁止でしたが、男性共演者と話しちゃいけない、なんて言われたことはなかった」と驚きます。

生稲さんは、今のアイドルをどう見るのでしょうか。たかみなが尋ねると「みなさん、自分を持っていらっしゃる。恋愛や仕事への姿勢、プラベートも。私たちの頃は事務所に言われて動き、自分の意思が反映されなかった時代」と答えました。

また、時代が変わってもアイドルが受け継ぐのは「笑顔」とも。「どんなときもアイドルのみなさんは笑顔、それでみんなが勇気や元気をもらう」と話し、「アイドルも歳をとる。面影を残しながらもファンのみんなと人生を歩んでいきたい」と思いを伝えます。

「生まれ変わってもアイドルになる?」という最後の質問には、少し迷いつつも「なる」と笑顔で答えた生稲さんでした。

9/8(火) 20:13配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/79d8a69c2fc71a113629df69926ca2a513010f0a
https://i.imgur.com/aanwO4h.jpg