ウェスト・ハム・ユナイテッドが冨安健洋を今夏のターゲットに据えているようだ。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えた。

昨シーズン、降格圏と勝ち点5差の16位で辛くも残留を決めたウェスト・ハム。12日に開幕する新シーズンでの巻き返しに向けてチームの立て直しを求められる同クラブは、デイヴィッド・モイーズ監督をサポートすべく選手の売却に動いている。

プレシーズンで多くの出場機会を得て、モイーズ監督の信頼を掴むグレイディ・ディアンガナが1800万ポンド(約25億円)でプレミアリーグに昇格するウェスト・ブロムウィッチに移籍するが濃厚。その他にも、フェリペ・アンデルソンもしくはマヌエル・ランシーニの売却を敢行する可能性がある。

補強費用の捻出に動くウェスト・ハムが現在見据えているのは、ディフェンス陣と新たなストライカーの補強。ブライトン&ホーヴ・アルビオンからセルティックに期限付きで加入したシェイン・ダフィーにも興味を持っていたモイーズ監督は経験のあるセンターバックの補強を狙い、前線の補強としてはブレントフォードのサイード・ベンラーマに関心を寄せているようだ。

さらに、同メディアによると、ウェスト・ハムは長期にわたり新たなサイドバックを探しており、冨安の獲得に興味。ボローニャで輝かしいデビューシーズンを送った同選手に対しては、その他にもニューカッスル・ユナイテッドが関心を寄せると伝えられている。

なお、21歳の日本代表DFに対してはローマをはじめとしたセリエA勢も獲得に興味を持つようだが、ボローニャは同選手が非売品であることを強調し、売却に踏み切る場合でも2500万ユーロ(約31億円)以上を要求すると予想される。

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