新型コロナウイルスの感染拡大が、学生スポーツに影を落としている。日本体育大レスリング部、天理大ラグビー部などで集団感染が発生。身体的接触を伴うラグビーでは、伝統校が地方での強化合宿を断念するなど、いつもと違う夏を送っている。

15日、東京都内にある早稲田大のラグビー部グラウンド。選手たちは強烈な日差しが照りつける中、帽子をかぶって練習に取り組んでいた。昨季大学日本一の名門にとって、夏は冷涼な長野・菅平高原で練習試合を重ね、秋のシーズン開幕へ向けて鍛錬するのが恒例だった。しかし、今年は大学当局の「大人数による移動や宿泊による感染リスクを避けるべきだ」との方針を受け、合宿を見送った。

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読売新聞 2020.8.20
https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20200819-OYT1T50328/