格闘家YouTuber朝倉未来、架空請求業者の撃退に挑む 「騙されて払う人が少なくなれば良い」


格闘家YouTuberの朝倉未来が8月5日、自身の公式サブチャンネルに架空サイトの請求業者に電話を掛ける動画を公開した。


「架空請求業者に電話してスパーリングに誘ってみた」と題した動画にて、朝倉は「インスタグラムにファンから『振り込め詐欺から電話がきて困ってる』というメッセージが来る」と明かしたうえで、「振り込め詐欺ってどんな感じなんだろう?」「こちらからわざわざ電話をかけてスパーリングに誘ってやろうかな」と意気込んだ。


何の罪もない人たちに対し高額な請求を吹っ掛ける架空請求業者について、朝倉は「とんでもない悪ですね。どういう流れでそういう仕事に行きついたんでしょうか」と首を傾げる。


架空請求業者を誘い出すべく、朝倉は「めちゃくちゃ払いそうだったのに、最後の最後で払わなくなる奴を演じるわ」と宣言。
実際に電話がかかると、「あ、なんか、メール来てたんで電話したんですけど……」と、いかにも弱気で、業者からすると言いくるめられそうな人物を好演した。


運営会社から業務委託を受けているサポートセンターを名乗る架空業者は、「こちらで対応する場合は、通常料金30万円の半額15万円のお支払が可能」と説明。
朝倉は、業者の口車に乗ったふりをして、コンビニの端末機器から15万円を振り込むことに応じた。

この日は、室内での撮影。無音だと業者側に嘘が見抜かれてしまう。
そこで、スマホから店内BGMを流し、撮影スタッフに「いらっしゃいませ」と繰り返し挨拶させることで、即興でコンビニの音響効果を演出した。

朝倉は「15万円でしたっけ? 13万円くらいしかなくて1回家に取りに帰っていいですか?」と言って一度電話を切った後、「やっぱり入会やめようかなと思って」と本題を切り出した。


目論見としてはここで業者側が強硬な態度を取り、朝倉が「それならば決着は拳でつけよう」といった具合にスパーリングへ誘導するつもりだったのだろう。


しかし業者側は「わかりました。初めから冷やかしだと思っていたので構いませんよ」と強がりを口にして、「運営会社から通常料金の請求があるのでお待ちください」と引き下がっていった。

電話を終えた朝倉は「スパーリング誘えなかったね、意外と粘着しないんだね」と拍子抜けしつつ、最後は「これが注意喚起というか、こういうので騙されて払う人が少なくなれば良い」と結んだ。


朝倉はこれまでにも、ぼったくりバーに潜入して法外な額の請求を拒否したり、煽り運転をするドライバー、歩きたばこをする若者を注意したりと、迷惑行為を取り上げた動画を公開してきた。
決して一般人が真似すべきではないが、こうした動画が朝倉の言うように注意喚起につながっていることは間違いないだろう。


https://news.yahoo.co.jp/articles/d34d834c07749b86a5117530a9839dbaa8767cff