米最大の格闘技「UFC」の選手が試合前に対戦相手の弁当にツバをかける動画を自身のツイッターに投稿。
あまりに軽率な行動に対し、「これは汚い」「ただただ失礼だ」との波紋が広がっている。英紙「ザ・サン」が報じている。

問題となっているのはUFCの有名選手、デリック・ルイス(米国)だ。記事によると、今週末にラスベガスで
アレクセイ・オレイニク(ロシア)と対戦予定だったが、選手が待機する施設に届いた食事をどういうワケか入手。
記事では「ルイスはオレイニクの食事を手にし、“風味”を加えた」と記し、本人がツイッターに投稿した動画を
公開している。

キッチンのような場所に立ったルイス。すると、パックに入った3つの弁当を手に取った。「これには何か材料が
欠けている」と話し始め、「とっても重要な材料だ。試合週だから彼はハングリーだしね。美味そうだろ? 
俺はこの食事にある風味を加えようと思う。彼は気付かないだろう。だってロシア出身だからだ。ロシアには
おいしい食べ物がないからね」と続けた。

そして、あろうことか1つの蓋を開け、自分のツバをはきかけた。蓋を閉じて元の場所に戻すと、悪びれることなく、
カメラに向かって不敵な笑みを見せ、動画は終わった。当然、許されない行為に対し、コメント欄ではファンから
辛辣な声が続々と寄せられている。

「最悪。なんで9歳児のような振る舞いをするんだ?」「私はあなたのファンだが、これはただただ失礼だ」
「不快なデリック。子供の考えることだ」「これを見た今、オレイニクが彼に蹴りを入れることを望む」「これは汚い」
「大ファンだったけど、これは見ていられない」「あなたは試合に負けるだろうね」「失望した」

記事を掲載した「ザ・サン」も「UFCのスター、デリック・ルイスがラスベガスの試合を前にして、相手のアレクセイ・オレイニクの
食事にツバをかける。最悪の映像だ」との見出しで報じ、苦言を呈した。

現在は新型コロナウイルスの感染対策が叫ばれる最中。記事によると、試合についてはイベントのある週に選手たちは
新型コロナウイルスの検査を受けることが求められ、結果が出るまで、ホテルの部屋で各自待機。個別のトレーニングが
できるスペースや減量用の簡易サウナが提供されているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ec2c9ab9f578f88aee816643641e09d3d94992f7