「フライデーさんで、僕は人生変わっちゃってるんですよね」

7月上旬、雨上がりの深夜0時頃、都内の自宅に帰ってきた宮迫博之(50)は、怒りを露(あらわ)にして記者をにらみつけた。

今年1月にYouTubeチャンネルを開設した宮迫は、7月5日、約5ヵ月という異例の早さで登録者数100万人を突破した。本誌が闇営業を暴いてからの波乱の1年を振り返り、今何を思うのか。そう水を向けると宮迫は、気持ちを落ちつかせるようにフーッと息を吐き、直撃取材に応じた。

――100万人達成、すごいですね。

「まあまあまあ、皆さんのおかげですから。周りのいろんな人がサポートしてくれて。目指してはいましたが達成できる確証はなかったんで、ホッとしてます」

――YouTubeを始めた当初は、テレビ復帰を諦(あきら)めたつもりはない、と言っていました。気持ちに変化は?

「もちろん当初の気持ちのままです。相方の横に戻りたいし、テレビに戻りたいっていう思いにブレはないです。ですけど、自分がテレビの仕事だけをしていた時に思っていた世界と(YouTubeは)まるで違うし、難しい世界だっていうことに気づかされました。すごくやりがいのある場所ですね」

――100万人達成したことで蛍原(徹)さんからは連絡はきましたか。

「会って話をしようって言っていましたが、その後にコロナがきちゃったので。100万人登録のイベントなどが落ち着いたら、こっちから連絡して時間を作ってもらおうと思っています」

――1年前、闇営業の直後と今を比べて、一番大きな変化はなんでしょうか。

「当初や謹慎してる間は、正直人生のどん底……。辞めたいよりも死にたいぐらいまで気持ちが沈みました。今は少しずつ前に進んでいけるようになっている。あの時と比べると、前向きなことしか考えてないですね」

――今後の展望は。

「それはもう、蛍原さんの横で一緒に仕事ができて、テレビに戻ることができて。いまだにYouTubeとテレビは相容れないという思いの方もいらっしゃいますから、(僕が)架け橋になれたらと」

――さんまさんとは話していますか。

「電話でいろいろご報告はさせてもらっています。『お前ラッキーやったな。(コロナで)こっちの仕事がなくなってるわ』と冗談めかしておっしゃってました」

――YouTubeに関して吉本から何か言われたことはないですか。

「一切ないですよ。今、契約解除されている状態なんで。落ち着いたら一度お話しさせていただきたいと思ってます」

――ロンブーの田村亮さんとは。

「電話で何度か喋りました。こっちから(コラボについて)声かけようと思ってます」

当初の様子から一転、約20分にわたり紳士的に直撃に答えた宮迫。取材の最後に「はっはっはっ」と笑い、自宅へと帰って行った表情は晴れやかだった。

『FRIDAY』2020年7月31日・8月7日号より
FRIDAYデジタル

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