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https://www.fujitv.co.jp/company/news/200731_2.pdf

木村花さんは、コスチュームに対するご自身の強い想い、コスチュームが傷んだことへの
悲しみと、誤って洗濯した男性出演者に対する強い怒りの気持ちを、時に泣きながら訴えました。
スタッフたちは、木村花さんのコスチュームや他の衣類が入っていることに気づかずに、その上
に重ねて衣類を入れて洗濯をすることは、洗濯機の形態、設置状態等から通常では考えにくく、ま
た、共同生活をする上での注意を欠く行動であったと考え、木村花さんの怒りはもっともなものと受
け止めました。また、1 つ前のエピソードである 37 話で描かれている通り、木村花さんは、6 日前に
この男性出演者を含む複数の出演者と京都へ旅行をした際に、この男性出演者による周囲に配慮
を欠く行動に対して強い不満を抱き、他の出演者や制作スタッフに対しても、その感情を露わにし
ていたとのことでした。
そうした経緯があった上での出来事だったこともあり、周囲のスタッフや出演者は、木村花さんの
激しい怒りの感情を理解する姿勢を示し、悲しみと怒りの気持ちを訴え続ける木村花さんに「分かる
よ」「そうだね」「ありえないね」などと相槌を繰り返し、その気持ちに同調し、落ち着かせようとしたと
しています。このやり取りの過程で、別の女性スタッフは、木村花さんから、男性出演者に対して
「手が出ちゃうかも知れない」といった発言があったと証言しています。しかし、木村花さんの発言は、
男性出演者への怒り、悲しみを訴えている中での一連の心情表現の一つであると捉えたため、この
スタッフは同調し、相槌を打ったとのことです。

木村花さんの行為は、帽子をかぶったまま聞いている男性出演者に対して、あくま
で礼儀と誠実さを求めたものであり、社会的非難を招くような暴力的行為の意図は全く無かったの
ではないかと考えます。
それにも関わらず、38 話の配信時には、木村花さんの行為を暴力的だと断定して、SNS上に一
方的な批判のコメントが寄せられました。木村花さんにとっては、正当な理由があって悲しみと怒り
の気持ちを伝え、礼儀と誠実さを求めただけの行為が、多くの人からの批判の的となり、しかも暴力
的であると決めつけられたことは、予想外であり、非常に驚かれ、ショックを受けたのではないでしょ
うか。
この点については、制作スタッフも同様で、大切なコスチュームを台無しにされた木村花さんの
怒りは妥当なものであると感じており、木村花さんのこの行為について、多くの批判が寄せられるこ
とは予見できなかったとしています。とりわけ木村花さんのSNSは、出演開始時から一貫して批判
が少なかったこともあって、38 話で炎上があったことを知った時には、多くのスタッフが「なぜ花さん
が」と驚いたと述べています。
本番組では、テラスハウスでの収録映像について、スタジオの出演者がコメントする構成をとって
いますが、ダイニングのシーンの直後のスタジオトークでも、木村花さんを責めるような内容ではなく、
むしろ相手の男性出演者に対する批判的な意見が中心でした。
本件に関する一部報道では、ダイニングのシーンでの木村花さんの行為について、帽子を「叩き
落とす」「はたく」と表現しており、暴力的な行為であるとの認識を示しています。しかし、翌 1 月 22
日の収録時の音声データでは、木村花さんは「帽子を脱がせて、投げた」と言っています。また、実
際の映像を見ても、木村花さんの言葉の通り、帽子を脱がせて投げる動作であることを確認できま
す。同じ行為を指していながら、その表現には大きな隔たりがありますが、木村花さんには暴力的
な意図は無かったはずです。
しかし、行為者の意図をどう捉えるかは、受け手によって異なるものになることは避けられません。
制作スタッフは、この時の木村花さんの気持ちを理解し、同調していたことから、その行為を暴力で
あるとは捉えませんでした。