開幕からBクラスに低迷している日本ハム。指揮を執る栗山英樹監督(59)は、12球団の監督で最も長い9年目を迎え、球団としても大沢啓二氏を抜く最長記録を達成した。だが、球団関係者はこう声を潜める。


「さすがに長すぎで、チーム内は慣れとマンネリが蔓延している。かつてはセオリーや固定観念にとらわれない選手起用や采配が評価されていたが、今では“独善的”だという声が選手やスタッフから上がっている」

選手の起用法は、分かりやすいほどの“スター選手びいき”だという。

「中田翔の徹底した4番起用、大谷翔平の“二刀流”の成功体験を引きずっていて、新たなスター候補は結果が出ずとも試合に優先的に使われる。ある控え選手は『ウチはそういうチームなんで』と諦め顔をしていましたが、
みんな白けていますよ」(日ハム担当記者)

特に2017年ドラフトで7球団競合の末に引き当てた清宮幸太郎内野手(21)への思い入れは強い。

「6月27日の楽天戦で、杉谷拳士内野手が初スタメンで6番に起用されて本塁打を打つなど結果を出した。なのに、次の試合からはそれまでノーヒットの清宮がスタメンに入り、『さすがに杉谷が気の毒だ』とチーム内では不信感が募りました。
清宮は守備の不安から一塁かDHでしか起用できず、打率1割台なのに使われており、ひいきと取られても仕方ない」(同前)

機能しない「メジャーをモデルにしたチーム作り」
 
さらに采配面でもひずみが見られつつある。

「バントをしない、広い球場なのに足を生かさないといった采配への批判もありますが、一番は監督がこだわる“攻撃的2番”“オープナー制度”など、メジャーをモデルにしたチーム作りが機能していないことです。
2番にほぼ固定している大田泰示は昨季の併殺打が22とパ・リーグ最多タイで、今季も打率1割台と低迷している」(同前)

昨季から導入したオープナーは、制球力のある投手が最初に複数のアウトを取って二番手に引き継ぐ戦略。しかし昨季は16試合に採用して6勝10敗、今季も1勝3敗と結果が出ていない。

「リリーフ陣も早いイニングから準備しなければならない上、『マウンドに上がるタイミングが分からない』と反発。昨オフには救援陣のリーダーの宮西尚生が『あやふやな部分があった。もっと登板のタイミングに関する情報がほしい。
これではブルペンがシーズン後半にへばってしまう』と公の場で苦言を呈していました」(前出・球団関係者)

栗山監督は試合に負けると「俺の采配が悪い」と選手に責任を負わせない発言を繰り返してきた。ただ、選手が何より望んでいるのは“フェアな采配”だろう

7/28(火) 17:00配信 週刊文春
https://news.yahoo.co.jp/articles/64128ac1474ce4c4e406487f247a6a973a3968ee

1 Egg ★ 2020/07/29(水) 07:16:39.50
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