剛力彩芽=大根説は間違い? 主役以外でこそ輝くレア女優力


7月10日から流れている、女優の剛力彩芽(27)出演のゲーム『ビビッドアーミー』のCM。

偶然見たのだが、あごがシャープになり美しくなっていたし、表情の豊かさにも「おおっ」となった。
しかも彼女、3月26日に新会社を設立したという。


正直、これまでの剛力の女優としての評価は良いとはいえず、映画やドラマに出るたび、厳しい言葉が並ぶ。
ただ、個人的にはコテンパンに言われるほど、大根にも思えないのだ。

「あれ? 剛力彩芽っていい役者じゃないの?」と思ったのが、Amazonプライムビデオで見た、映画『ガッチャマン』の大月ジュン役である。松坂桃李(31)演じる鷲尾健に恋心を抱き、素直に明るく好意を伝える演技はとってもキュートだった。ただ『ガッチャマン』では、主役の松坂と綾野剛(38)が思いを寄せるナオミ(初音映莉子/38)という別の裏ヒロインがいて、
剛力は主要メンバーとはいえ、いわばムードメーカー。この立ち位置が一番、彼女の魅力が生きるのではないかな、とも思った。大根ではないのだが、彼女が主役の『グ・ラ・メ!〜総理の料理番〜』『女囚セブン』(ともにテレビ朝日系)を見たが、確かに「悪くないんだけど……ううむ」となってしまうのだ。


なぜかドラマの主役をするとクドくなる剛力ちゃん……。
さらに自らも前澤友作氏との交際&破局をオープンにしたことで、なにを演じてもプライベートが透け、物語に入りこめない状況を作ってしまった感はある。


CMで見せる抜群の存在感

ショートカットに切れ長の目で、キャッチーな個性の持ち主なのは間違いない。声もいい。
だからこそ山崎製パンのランチパックやヤクルトジョアのCMなど、数秒でもガッチリ印象に残るのだろう。
今回の『ビビッドアーミー』も一度見たらクセになるし、間違いなく“スパイス”的なおいしいキャラなのだ。


今年3月に放送された、佐々木蔵之介(52)主演の『陰陽師』(テレビ朝日系)の如月役は、はかなくて美しかった。
彼女の妖精のような魅力は、非現実的な物語で彼女以上に濃い主役を立てる“キーマン”としてはぴったりで、なかなか代わりがいないタイプの役者ではあると思っている。


次回作は、哀川翔(59)主演の映画『デコトラの鷲(しゅう)』シリーズの12年ぶりの新作、『新デコトラの鷲』に出演が決まっているとのこと。

濃い男性陣に加わり、彼女のみずみずしさがどう化学変化を起こすのか、興味津々である。


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