7/26(日) 8:19配信
THE PAGE

ここ一年で急速な成長を見せた新條(撮影:志和浩司)

 「魔進戦隊キラメイジャー」(テレビ朝日系、日曜・午前9時30分)で天真らんまんな速見瀬奈/キラメイグリーン役を好演している新條由芽(しんじょう・ゆめ)。昨年の年明けから人気を集めたドラマ「3年A組−今から皆さんは、人質です−」(日本テレビ系)に出演、その後もグラビアやドラマ「電影少女−VIDEO GIRL MAI 2019−」(テレビ東京系)などで活躍の幅を広げ、発売中の「週刊プレイボーイ31・32合併号」では表紙と巻頭グラビアを飾っている。注目度の高まる新條に1年半ぶり、話を聞いた。

コロナで撮影中断の不安な時期も乗り越えた
 「もうそんなに経つんですか!」

 前回インタビューから1年半が経過すると聞いて、驚く。時間の経過を忘れるほど密度の高い日々を過ごしてきたようだ。

 「最近の一番の変化は、キラメイジャーになって毎日撮影があるってことかなと思います。コロナの影響で2ヵ月まるまる撮影がストップし、いつ撮影が開始されるかわからない状況で不安な時期もありましたが」

 演じる役柄、キラメイグリーンこと速見瀬奈は、素の自分とは異なるキャラクターだとか。

 「最初は慣れずに苦労することも多かったです。はつらつとした役柄が初めてだったので、手探り状態で撮影に入ったのですが、いまは自分の中で定着してきた、という感じがしています」


「心の底から身体能力が欲しい」(撮影:志和浩司)

 現場も楽しい、と笑う。

 「みんなでひとつのものを作るぞっていう気持ちにあふれていて。ベテランのスタッフさんも多くて、たくさんアドバイスもいただきつつ、一生懸命頑張っていくっていう楽しい現場です。家族も毎週観てくれているみたいで、『観たよ』って連絡くれたり、友達も感想をくれたり」

 そして、いまは身体能力が欲しいという。

 「心の底から欲しいです。瀬奈は陸上選手なので(100メートル走の日本記録を持つ女子陸上界のスーパースター)。この前、クラウチングスタイルからダッシュするシーンを撮って。監督から『2歩でいい、2歩かっこよく走れればいいから』って言われたんですけど、自分的にぜんぜんかっこよくできなくて。スーツアクターさん並みの身体能力が欲しいなって。学生の頃にもっと運動やっておけばよかったってすごく後悔してます」

「水戸黄門」が好き!やってみたい時代劇の町娘役
 新條といえば、デビュー前からフリーのモデル活動をしていた。ドラマの撮影をする時と、「週刊プレイボーイ」のグラビアのような仕事をする時とでは少し違う心持ちで臨んでいるようだ。

 「どんな仕事でも普段通り精いっぱいやるっていうのは、いつも心がけています。ただ、写真に撮られているときは私自身そのまま、新條由芽でいることが多いんですけど、キラメイジャーの現場に入るときは、たとえ演じていないときでも私ではない、という感覚。瀬奈がテンション高くて明るい子っていうのもあるんですけど、それに合わせて現場にいる自分自身もテンションを2段階ぐらい上げている感じです。そうしないと瀬奈についていけない(笑)」


演技力を磨き、さらに活躍の幅を広げるか(撮影:志和浩司)

 今後も、さらに活動の幅を広げていきたいと目を輝かせる。

 「女優として演技力を磨き、ドラマや映画などにももっと出ていきたいなと思っていますし、時代劇をやってみたいんです。所作とかいろいろ勉強しなければいけないことがありますよね。私は、ザ・町娘みたいな役をやってみたいです。幼い頃から祖父の影響で里見浩太朗さんの『水戸黄門』が好きだったのですが、毎回、町娘が出てくるじゃないですか。あれやってみたいんですよね。もちろんグラビアも続けて、今後も新しい自分を見つけていきたいなと思います」

 可愛い町娘と会える日が楽しみだ。

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