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この男、まさか不老不死のヴァンパイアなのでは?そう疑ってみたくもなるぐらい、ライブ映像作品『HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL』(7月29日発売)のHYDEは、20代のころ以上にエネルギッシュで妖艶な魅力を放っている。

そんな“日本一年齢不詳な男”の口から「死っていうものが少しずつ近づいてきてるのがわかる」「僕はもう、終活してるようなもの」なんて意外な言葉が飛び出した。
年輪を重ね、HYDEのなかで深まりつつある思いとは――。独自の死生観を聞いた。
中略

――『HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL』の収録曲『ANOTHER MOMENT』には、《If I said we'd live forever》(和訳:僕らは永遠に生きると僕が言ったら)という歌詞もありますが。

「永遠に生きる」となったら、今の時間の価値がどんどん変わっていくもんね。僕はこの1年でどこまでいけるか、もう人生逆算して生きてますから。
「今年はこれをやっておかないといけないな」という思いがあるから、そこにドラマが生まれる。「今やらなくても来年やればいいや」だと、そうはいかない。
人が死ぬから「あの時、こうしておけばよかった」「この人の遺志を継ごう」「あの人よりもっとすげえことやってやろう」と思える。
みんなが永遠に生きてたら、ドラマも生まれないですよね。

――いい意味での「焦り」が常にある?

もうヤバいですよ(笑) そういう意味で、今年は一番大きかった。
(新型コロナウイルスの影響で)やるべきことが何もできなくなっちゃった。音源はつくれるけど、ライブはできない。今の僕にとって「1年」ってすごくデカいから。
自分ではいつまでも若いつもりでいるかもしれないけど、同世代が亡くなっていくのを見てると、「この順番はいつか回ってくるんだな」っていうのは、かなりリアルになってきますね。
昨日も、知り合いのギタリストが亡くなったって話を聞いて。
まだ若い人だったし、落ちるよね…。「ギター弾いてもらいたかったな」「もっと何かしておけば」とか、後悔がどんどん出てくる。
中略

――そういえば2012年に出された自伝『THE HYDE』でも、すでに遺書を書いてあると綴っていましたね。

あの本、あんまり気に入ってないから書き直したいな。今、その遺書がどこにあるかわからなくなっちゃったんですよ。どっかいっちゃった。多分、PCのどこかにあるんじゃないかな。

――よかった。切迫した感じじゃなくて、ちょっと安心しました(笑)

いやいや、全然そんなんじゃなくて、遺書は自分を見つめるのにすごくいいと思いますよ。何が一番大事なのか、よくわかるから。そういうものを書かないと、何が大事で何が悪いか、優先順位が曖昧になっちゃう。若いうちに書いておいてもいいと思います。自分にとって大切なものがわかるし、「僕ってこう考えてたんだな」っていうのが整理できるからね。

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