阪神タイガース、リモート応援で「投げ銭」募るも閑古鳥 勝率2割台でダントツ最下位
2020年07月07日
https://news.nifty.com/article/sports/athletic/12277-720388/#article

阪神は、無観客試合において、NPB(日本プロ野球機構)では初となるリモート
応援システム「エンゲート」に参加。
ネット上でファンからの「投げ銭」を受け入れているが、こちらの“成績”もお寒い
状況となって閑古鳥が鳴いているというのだ。

「投げ銭」とは何かだが、ネット配信で応援の意味で金銭を付与する大道芸の
チップのようなもので、この世界では一般的に行われている。有名なのは「SHOWROOM]
で行われるライブ配信などで、月100万円を稼ぎ出すパフォーマーも珍しくない。
一般の個人でさえそれだけ稼ぐというにもかかわらず、球界でも熱狂的ファンの
多さで知られる阪神ともあろうものが、投げ銭集めに苦労しているというのだ。

7月5日までに集まった投げ銭のポイントのランキングを見ると、1位が阪神タイガースの
球団にあてたもので57590ポイント、2位が梅野隆太郎で37530ポイント、3位が
藤浪晋太郎で30050ポイントだ。
100ポイントを150円で購入するので、ランキングトップのチームそのものですら
86385円分のポイントしか集まっていないことになる。
さらに4位の西勇輝になると14740ポイントとガクンと下がってしまっている

また、専用ページ内では球団やファンの書き込みができ、試合の動きが知らされたり
ファンが応援コメントを寄せたりしているのだが、こちらもやはり寒い。
7月1日には球団が阪神に関するクイズを15問出すクイズイベントが行われたのだが、
球団が結果を伝える書き込みに対し、イイネが1つ、ファンコメントも1つしかない。
ちなみに、全問正解者はいなかったそうだ。

「このシステムは、1つはリモート応援でファン共々、コロナ禍におけるプロ野球を
盛り上げていこうという意図があると同時に、もう1つには無観客試合で興行収入が
得られない金銭的損失を少しでも補おうという意図もあります。
動画配信の世界ではマネタイズ化に成功していますが、こと阪神のこのシステムでの
マネタイズ化に限っては完全に失敗していますね」(フリージャーナリスト)