赤字200億円でもヒット作連発、「ABEMA」番組Pに聞く「勝算はあるのか?」(bizSPA!フレッシュ) - Yahoo!ニュース
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6/30(火) 8:47配信

新型コロナウイルスの影響で、在宅で過ごす時間が増える中、動画配信サービスや音楽ストリーミングサービスを利用する機会が増えている。株式会社サイバーエージェントの運営するテレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」も、開局4周年を機にロゴを一新。

『72時間ホンネテレビ』(2017年11月)、『亀田興毅に勝ったら1000万円』(2017年5月)の企画性の高い番組をはじめ、『M 愛すべき人がいて』(2020年4月)などのオリジナルドラマなどで人気を博している。

今回は、株式会社AbemaTVのチャンネルプロデューサーである鈴井聡太郎氏に、Withコロナ時代における新しいエンタメのあり方やオンデマンド配信を強化する理由を伺った。

■Ameba(アメーバ)の成功体験が生きている

2020年4月に累計5,200万ダウンロードを突破するなど、確実に成長を遂げているABEMAだが、一方で決算説明では「毎年、営業赤字が200億円程度」と、黒字化への高いハードルが指摘されている。

しかし、鈴井氏はこう語る。

「当社代表の藤田も様々な場面で申し上げていますが、この事業の一番のポイントは“やり続けること”。途中でギブアップせずに、なにを言われようがやり続けること。サイバーエージェントグループ全体では売上は増加、ABEMAへの投資は続いていますが、財政収支も維持できていますし、ABEMA単体での売上も順調です」

■他サービスとの差別化とオンデマンド強化

NetflixやHulu、Amazonプライム・ビデオなどまさに群雄割拠ともいえる他社の動画配信サービスとの差別化は欠かせない。

「ABEMAは、テレビのように無料で視聴でき、放送時間に観られなくても、追っかけ再生などオンデマンドで何時からでも観られる便利さが特徴です。そしてそれが、スマホ、PC、テレビなど、どのデバイスでも観ることができます。“観ている番組に関連し、その人の好みに合いそうな番組”のオンデマンド視聴をオススメするレコメンドも強化しています。

その効果もあってか、すでにABEMAユーザーの多くがオンデマンド視聴を利用されています。ニュースやドラマ、バラエティーから音楽、スポーツ、アニメ、将棋、麻雀など様々なジャンルから番組をチョイスすることや、レコメンドで自分に合った番組に出会うこともできます」

■新たなホームエンターテイメントの可能性を

サイバーエージェントが手がけるインターネット広告事業やゲーム事業、Ameba事業に次いで、新しい事業の柱として立ち上げたのがABEMAである。

同社の持つインターネットの知見や開発力と、テレビ朝日が長年行ってきた地上波での番組制作ノウハウを結集させたことで、スマホネイティブ世代の10〜20代ユーザーを中心に話題となり、ABEMAにしかない番組構成を作り上げている。

さらに、新型コロナウイルスによる社会状況の変化によって、Withコロナ時代における「新たなホームエンターテインメント」も模索していると、鈴井氏は言う。

「落語家がリモートで行う『ABEMA寄席』や同い年の有名人同士がリモートで飲み会をする『#ABEMAでタメノミ〜同学年ドリーム飲み会〜』など、リモートを前提にしたエンタメ系の番組は、StayHomeの影響もあり大好評でした。また、今年開催中止となった音楽フェス『メトロック』の過去のライブ映像×新たなライブ映像を配信し、家でフェス気分が味わえるようなコンテンツも企画しました」



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