そもそも日本の法律や裁判は欧米と比べて数段遅れてる。
離婚についてもアホみたいに遅れてる。

欧米では積極的破綻主義が取られていて、破綻した夫婦は原因がどちらにあっても即離婚可能。
ただし扶養義務は一定程度発生するが、実体のない夫婦関係を早く清算させることでメリットは大きい。
だが日本では一度結婚したら離婚は容易ではない。
客観的に破綻していても離婚条件は一般人の見識からはかけ離れたもの。
たとえば相手配偶者が自分の犯罪をバラして警察に突き出して逮捕させても突き出された方からの離婚は認められない。
一般人からしたら警察に突き出す配偶者なんて離婚させろよ、と思うが、裁判官はそのくらいは結婚はやり直せる、と形式的に見る。アホくさい。

法律用語で嫡出子って言葉があるけど、法律婚から生まれた子どもって意味。
こんな言い方は明治時代以前の考え方で嫡には「正統」という家長制度に基づいた意味がある。
法律婚以外から生まれた子は法律では非嫡出子というが、つまり正統の対義である「異端」とされている。
子どもに罪はないのに、親の責任をなすりつけて公然と差別をするのが日本の法律。
欧米ではこんな差別は数十年前に無くなっていて、フランスでは非嫡出子の割合が6割近くあり、もはやそちらが正統。
結婚しないで子どもを作るというマイノリティは認めていないのが日本の裁判所。

このように家事事件に関する日本の裁判所はバカなので調停をしたくらいじゃ離婚なんて出来ない。