シュツットガルトの1部昇格が決定! 最終節にMF遠藤航がフル出場

現地時間6月28日、ブンデスリーガ2部の最終節が各地で行なわれた。最終節前に自動昇格圏である2位を維持したシュツットガルトは、ダルムシュタットとホームで対戦した。

 遠藤は中盤の底で先発。攻守の要として躍動し、アウェーチームが自由にプレーすることを許さない。得点には繋がらなかったが、前半のうちにワントップのマリオ・ゴメスへ決定的なスルーパスを2本通すなど、存在感を示した。

 しかし32分、守備陣の連携ミスから失点し、1点を追う展開に。しかし42分、パスカットからのカウンターで攻勢にでたホームチームが相手の隙を逃さなかった。素早く攻めあがった左サイドからのクロスにM・ゴメスが足で合わせてネットを揺らし、同点とする。

 しかし1-1で迎えた後半早々、53分にサイドから崩され、2失点目を喫する。62分には右サイドから切り込んでゴメス、という好機を迎えるも、オフサイドで得点に結びつかない。
 
 66分にはシュートをブロックしたダルムシュタッドDFヴィクター・パルションが2枚目のイエローカードで退場処分に。ホームチームは数的有利となる。

 それでもなかなかチャンスを作ることができず、80分に右サイドから崩してゴメスが飛び込むかたちでゴールに迫る絶好機も逸する。今季限りで退団の意向を示しているゴメスは81分にピッチを去り、スタッフや選手たちからの拍手が送られた。

 試合はその後、88分に失点を重ねて1-3で終了。しかし、3位のハイデンハイム、4位のハンブルクが共に敗れ、勝点58のシュツットガルトが今季をリーグ2位を維持し、1シーズンでの1部昇格を果たした。

 遠藤航は最終節でフル出場。現在はベルギーのシント=トロイデン(STVV)からのレンタル加入だが、地元メディアなどによれば、クラブは買取オプションを行使する意向という。行使されれば、来季は1部リーグでプレーする背番号3の姿が見られるはずだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8f566e622564920d6648ba6dc8b6b70dbd6880cb