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【音楽】#TOTO  「Africa」のヴァーチャル・セッション映像公開 [湛然★]
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0001湛然 ★
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2020/06/23(火) 22:54:32.79ID:oDFyDb0k9
TOTO 「Africa」のヴァーチャル・セッション映像公開
2020/06/23 07:25 amass
http://amass.jp/135985/

※映像はコチラから。
Toto - Social Distancing "Africa" | Facebook
https://www.facebook.com/totoband/videos/196138198368612/


TOTOは、各メンバーがそれぞれの自宅からリモート参加したヴァーチャル・セッションの映像を公開。曲は「Africa」

(おわり)
0006名無しさん@恐縮です
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2020/06/23(火) 23:00:14.42ID:zo3Q07zq0
便器か?
0008名無しさん@恐縮です
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2020/06/23(火) 23:05:02.89ID:LsOYct6c0
最後のポーカロとウィリアムズかキンボールは混ぜて欲しいな。。。
0009名無しさん@恐縮です
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2020/06/23(火) 23:21:05.89ID:ieD4m0z+0
便器とのコラボ
粋だな
0011名無しさん@恐縮です
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2020/06/23(火) 23:27:39.90ID:bWo9vqRt0
TOTOって過大評価され過ぎじゃね?
アルバムとかほとんど駄曲だし
0013名無しさん@恐縮です
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2020/06/23(火) 23:33:11.65ID:2uRgGO300
>>1
【実は音楽とアートの町だった!】ウラジオストクでロシア近代美術やアートスポット、コンサートや人形劇、音楽公演などロシア文化を体験できる情報をご紹介します!
https://www.youtube.com/watch?v=oKU77LYuu8E
0016名無しさん@恐縮です
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2020/06/23(火) 23:38:04.61ID:4k0T+/wB0
これ、ライブ同時録音には聞こえないなあ

予め仕込んだり一部はレコードからの音源持ってきてないか
0018名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 00:34:15.71ID:E3cYbz3r0
TOTOこそ駄作のないバンドだと思う
全てのアルバムが良い
0020名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 00:50:35.63ID:icYciOds0
スマスマでSMAPと共演したのは見てられなかった
0021名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 00:52:35.97ID:DpbXRMa/0
マイケルのバーチャル映像ってあんのかな?

スリラーや今夜も山田見てえ
0022名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 01:26:12.00ID:BpsobnNh0
俺はINA派
0025名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 01:42:57.75ID:yqOaUIf40
>>17
私も
0026名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 01:55:01.41ID:P1bctsC10
ハイドラ
ファーレンハイト
好き
0028名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 02:01:00.21ID:JaaqmHOs0
ファーレンハイトのVoは当時大人気だったMJとK・ロギンスそっくりの声と歌唱法
0029名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 02:33:09.18ID:tCRgAeys0
ちゃっとセッションしろよハゲ
0030名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 02:39:55.44ID:pFShAaNx0
メンバーの顔がイマイチなんだよな
0031名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 03:34:46.08ID:SQoVeR+L0
アフリカって売れた曲だけどぜんぜん良くないよね?
最後まで聴けない

むしろ、一連のハイドラ系、カルメンやパメラ他 最近の新作も良い
0033名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 04:02:16.75ID:SQoVeR+L0
TOTOでいちばんつまらない曲だよな
0034名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 04:16:47.45ID:YuXNH3RX0
>>30
スタジオミュージシャンだからw。あのルックス集団であれだけ売れたのは凄いよ。
0036名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 04:46:52.98ID:6lOSNN1a0
これってジョセフがオケ作ってルカサーとカストロが重ねてるのかな?
ペイチとスティポも出て欲しかった・・
0038名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 04:58:42.76ID:1U12iPSI0
大好きな曲だわ
アルバム7作目までは素晴らしい
それ以降はすごくつまん曲ばっかり
0039名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 05:54:59.85ID:IxhJuzgU0
 〃∩
 ⊂⌒(  ・ω・)  INAXとのコラボを
   `ヽ_っ⌒/⌒c
      ⌒ ⌒
0041名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 08:40:21.03ID:lnoYY02q0
アフリカ、いい曲じゃん。
0042名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 08:50:10.63ID:3U5B06NI0
ジェフポーカロの教則ビデオを見てからTOTOを聴く
音楽に慣れない内はドラム耳を作ってからバンドのグルーヴを楽しむ
0045名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 12:08:51.51ID:3eKD9tx90
ROSANNA
0047名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 13:13:49.57ID:kWmqWh6H0
アルバムISOLATIONならエンドレスだろ
スタジオ/Live完コピした思い出…
https://youtu.be/cInzYgBei5Y
0048名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 13:36:24.35ID:qf2TvAt80
Goodby Elenor
Child’s Anthem
にハマりました
0049名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 14:23:11.27ID:KvdYFVIf0
>>48
ドラムソロにギターが被さってくるイントロにヤラれました。
グッバッエリノオォォォ
0050名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 15:36:05.22ID:eTHB1fE40
堀アンナ
野沢菜
0052名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 15:47:55.98ID:22pJttmi0
最初に聴いたときは退屈でつまらんと思ったのに聴く毎に好きになっていく何か変な曲
0054名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 16:30:10.71ID:xaOLbcwY0
もちろん好きだけど
それ以前に思い入れのある曲
イントロが聴こえてくるだけで胸がキュッとなる
0055名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 16:33:58.73ID:5IjhxvOp0
グッバイエルノォやってくれ 
そして最後にスティックを投げ捨てるんだ
0056名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 16:40:49.42ID:ckYnFOJe0
エンジェルドントクライ最高やっ
0058名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 17:33:19.91ID:XYjn89wY0
TOTOの中で特殊な曲だよね。それがいちばんヒットしちゃった。
0059名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 17:58:56.94ID:d+FyCxtp0
上手すぎてCD音群にアテレコ、アテブリしたように見える
0060名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 20:50:29.80ID:cBdr9LRs0
口パクだな、ルカサーしか知らんわ、ちなみにルカサーヤマハの12弦弾いてる
0061ステイホーム中に書いてた
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2020/06/24(水) 22:52:21.88ID:tb59po1a0
TOTO
 1978年、フュージョンと言われないために考えた策があった

カリフォルニアがヒッピーの楽園からシリコンバレーとハリウッドの一大先進ベルトに変
貌した1980年代。その10年を先取りしたような個性を放った、アメリカ・ロサンゼルス出
身のロックバンド、TOTO。そのファーストアルバムがリリースされたのは、1978年の秋
だった。当時人気沸騰中の映画スターウォーズをもろもろパクったスクールバンドのなり
をしつつ、20歳そこそこのメンバー全員が実は折り紙つきのスタジオプレイヤー。それ
も、彼らを使ったアーティストが別格ぞろいとあって、最初からプロはだしの強力なのを
ぶちかましてくるのではと期待された。そして出て来た音楽が、ボーカルを前面に押し出
したメインストリームのロックンロールだったことで、さらに世間の耳目を引いた。

ボーカルのボビーキンボールは、リードボーカルというわけではない。彼はそのパワフル
だがホワイトソウルシンガーによくいる声で、R&Bのテンプレート的なシャウトとリック
を曲に叩き込む役である。一方、楽器隊から3人がソロボーカリストに名を連ね、声楽家
のものではないファミリアな歌唱で、愛の囁きや青春の嘆き、寓意が覗くストーリーを歌
い上げる。

新時代到来の報せを打ち鳴らす力強いインスト曲から始まるデビューアルバムの中で、ゲ
ストボーカル然としたフロントマンと、さらに複数のシンガーソングライターの間を、バ
ンドのメッセージが行ったり来たりする。そしてクライマックスで、「いろいろ歌ったが
ぜんぜん言い足りない。切らずにそのまま聞いてくれ。ホールドザライン!」の真意が伝
えられる。この複雑に整理されたスタイルに、往年のヒットメーカー、スリードッグナイ
トの面影を重ねた音楽ファンは多かった。最先端の呼び声も納得の陣容と、有機質のエス
ニシティがともに備わった新バンドは、世代や国境を超えた支持を広げていった。

先行シングル「ホールドザライン」でデヴィッドペイチが叩いた譜割りだましのピアノの
音は、誰も聴いたことがないものだった。次いでカットインするジェフポーカロのドラム
は、ロックの次の十年を担う、ケタ違いの強度を見せつけた。スティーブルカサーのきら
びやかなギターに、世のギター小僧が「今、なに弾いた?」と身を乗り出した。そしてみ
んながコーラスの歌詞に共鳴して一緒に歌った。彼らはこの、ABBAのような力強く誰の耳
にも届くキラートラックに、ポップヒットの常識だった"ウォールオブサウンド"を加えず
に仕上げてきた。そうして現れたサウンドは、ビートルズの『ラバーソウル』の1曲目
「ドライブマイカー」の、雑味がまったくない歌声を聴いた時以来の衝撃となった。

彼らがいなければ、翌年のザ・ナック(&マイクチャップマン!)の「マイ・シャロー
ナ」の歴史的ヒットは生まれていなかった。ライブホールに入ってもまともなPAでロック
が聴けることがほとんどなかった頃、人々がリアルなサウンドを聴きたがっていることを
知らせ、それが技術的に可能だと教えたのがTOTOだった。TOTOは、6人で十分ポリフォ
ニックなサウンドを構築できるバンドだった。そして、自分の生の音を世界一広い市場で
聴かせたい一心でロックバンドを始めた若者だった。
0062名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 22:53:31.47ID:tb59po1a0
Hydra
 1979年、プログレの皮を被った何か

執拗に同じヴァースをくり返す表題曲から賢者タイムのラスト曲まで、とにかくボーカル
がむんむんウホウホと猛々しいアルバムである。前作のデビューアルバムでもボーカルの
押しの強さは感じたが、あれの比ではない。思うほどリバーブ感がなくて、楽器が生々し
く左右からのしかかってくるのも気がついてしまうし、2曲目では男の数が増えてさらに
たいへんなことになる。B面はもう頭っから「オールアスボーイズ」とか言ってる騒ぎ
で、「ホワイトシスター」に持てる精力をすべてつぎ込み、なにもかも燃やし尽くしてそ
のまま意識混濁に陥って、なんか体の細胞がくっつき直してるような音まで聞こえてく
る。

このアルバムはプログレッシブロックのアルバムだと言われる。"ルーク"を名乗る若きマ
エストロを擁するTOTOという名のバンド。その全容を世に知らしめるために作られたアル
バム『ハイドラ』……デビュー前からきっと予定されていた、恐らくこの続きも本当は
あったアルバム、いかにもそう見える。説明は整っている。本当にそうかはわからない。
このアルバムまでのバンドの設定を整えたデヴィッドペイチが、ソロアルバムで続きを描
くことはついになかった。そうかというと、『聖なる剣』の後の空いた期間に"砂の惑
星"なる大コケ映画に参加してもいた。そういえば、このアルバムの後には『スター
ウォーズ帝国の逆襲』が映画界に革命を起こしていた。メンバーは「そっちかよ!」と
思ったかもしれない。TOTOのアルバムジャケットを指差し、スリーピーオーだと言った人
はきっと世界中にいた。はたして、ハイドラというモチーフがかもし出す物語感やプログ
レという特殊なジャンルについて、ペイチを始めとするメンバーの思い入れを示す材料
が、意外にとぼしい。

その一方で、メンバーのしてやったりの声はいくつも残っている。物議をかもした所はい
くつかある。「99」の曲名の由来と並んで、その次の曲「Lorraine」は、我々も国語の授
業で習う"アルザス=ロレーヌ"の、有名な地名でもある。このアルバムは、ローリングス
トーンズの『山羊の頭のスープ』などとの比較が成り立つアルバムである。このような隠
れた側面を仕掛けととらえ、シニカルとか批評性と呼んだりもするが、これはあまり意味
がない。アメリカの男女は結局このウホウホどもを数字で拒否ったわけだし、当のバンド
は「ロレイン」のコーダのような自分たちのトレイルをただ楽しみたかっただけのような
ので。

バンドのメンバーはこのアルバムに一貫して満足の意を表している。それが深淵なる物語
世界やら高邁な精神だの人智だのを体現せしめた満足では、どうもないらしいだけであ
る。ジャンル違いのプログレアルバムをあげるクイズで他の人がクイーンIIやナイロン
カーテンをあげてる時に、「ハイドラ」と言いそうになったらそれは罠だ。なお、1曲目
のオープニングの右側に、雫のしたたる音が入っている。これはサウンドチェックにな
る。なるべくこの音が聴こえる環境でアルバムを聴いてねということだ。末筆になった
が、濃厚なサウンドを作り上げたメンバー達の技量と意欲はすさまじく、このセカンド
キーボーディストはいったい幾つ音を隠したんだろう、このベーシストは4弦ベースの音
の低さをどこまで熟知してるんだろうなどと息をのむ箇所は枚挙にいとまがない。
0063名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 22:55:34.31ID:tb59po1a0
TURN BACK
 1981年、TOTOが考えたイン・ロック

本懐だった『ハイドラ』の道は断たれたが、バンドは十分に継戦意欲を持っていた。なら
ばと彼らが手をつけたのは、曲作りでロックしてみせる作戦だった。往年のプログレをア
メリカで流行らせる野望はどうせうそだしあきらめた。演奏の腕前はとっくに見せた。だ
が作曲については、爪を隠してシンプルなロックに徹したのは実は過去2作の方だ。じつ
に大胆な曲が並んでいる。ハイドラの時よりももっとシングルリリースを考えないレコー
ディングが、まあ間違いなくレコード会社に無断で行われた。

前作までは、普通にモチーフを素直に展開する曲になっていた。違うもの同士をくっつけ
ると、「アイサプライザラブ(愛する君に)」みたいなかわいいことになるバンドだっ
た。このアルバムは、既存のロックをタテヨコななめに切り刻んで、一つ一つこれはなん
だろう?と実演しながらこねくり回した跡がある。さんざんロックがわかってないとのの
しられた彼らが、どれくらいわかってないかを検証した、それも他のバンドに喧嘩を売り
ながら、どう考えてもこっちの方がいいだろ?と言わんばかり、そんな破天荒なアルバム
だ。

ある曲では1音ごとに音色を変えるほど手の込んだギターが入ってるのに、別の曲では
ハーフトーンを曲解しまくったヒドい音でイントロから全部弾いている。ポリリズムのリ
フに全員でユニゾンしたり、チープトリックやクイーンを極限までグレードアップしてみ
たり、シャッフル曲のつもりで聴いてるとバスドラは3回鳴ってるわギターソロは一度た
りともハネないわ、なにかがおかしい曲ばかりである。アルバムセールスはともかく、多
くの人がこれはロックなアルバムだと言う。彼らのたくらみは成功したと言うしかない。

特に「スタンドユーフォーエバー」は、非常に印象的なウォークステップが聴ける曲で、
僕はTOTOというとすべての曲の中でこの曲のこの部分の印象が一番強い。TOTOの代名詞は
きっとここだ。惰性で刻んだ四つ打ちでも気分で指を遊ばせたAORでもない、このアン
ダーコントロール、ハードエッジ、ピアノ、調性、歌い回し、裏手にいるハイトーンボイ
ス、ベースの旋律、グリッサンド、そしてこの遅さだ。なんせ、このジャケットがとてつ
もなくワルそうに見えていた頃だったので、この余裕しゃくしゃくのテンポを多分"怖
い"と感じたんだと思う。当時は、街じゅうどこへ行ってもこのジャケットが置かれ、時
おりこの刻む部分も耳に入った。アルバムが洋楽のアイコンとして機能していたのだ。レ
インボーやメイデンなんかも聞こえたはずなんだけど、そっちは多分、音楽と認識できて
なかった頃だな。

アルバムのハイライトはもちろん「グッバイエリノア」だ。ちょっと偏差値高いつもりの
バンド小僧は皆、デトロイトロックシティではなくエリノアだった。ただし演奏まで行け
た人はほとんどいないから知り合いにいたら自慢しよう。片足でバスドラム3連打とい
う、やればできなくはない超絶技とか入ってます。これが誰もわからなくてね。真ん中は
深胴スネアのゴーストなんだよとみんな言ってた。

サウンドが多少メタリックなだけで、ストレートなロックのアルバムではない。ロックが
聴きたければTOTOファンでも前作を聴くし、特にいわゆる「いなたい」のがお好きな人種
の方々が歯牙にもかけないアルバムである(エリノアとか大嫌いですよアイツラ)。ラグ
ビーの人たちが言う「規律」という言葉が、このアルバムによく当てはまる。ともすれば
オタクな手数が増えてるだけのコセコセした音、他人の偉業とワンアイデアにずるずる甘
える音などどこにもない、ロックのただひとつの本質が肉体の制御と躍動であることをワ
ンストロークも疑わなかった、痛快無比なる希代の名作『ターン・バック』である。
0064名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 22:56:37.24ID:tb59po1a0
TOTO IV
 1982年、敗戦処理が頂点へ!それは真なる転落の始まり

現代の欧米人がアフリカについて語れるようになったのは、ピーターガブリエルの楽曲以
降のことだ。それ以前のアフリカは、触れようにも触れられない地だった。ロックミュー
ジシャンが最初に開いたチャリティコンサートは、インドのとなりのバングラデシュの救
済を呼びかけるものだった。80年代に入ってようやく、「アフリカの子供たちは今日がク
リスマスだと知ってるんだろうか?」と歌い始め、そしてあの「ウィーアーザワールド」
が生まれる。TOTOの「アフリカ」は、これらの橋渡しの位置にある。

恋人との始まる暮らしとやりがいのある仕事、でもこのアフリカでそれをするには、いろ
いろ決心が必要なんだ。――湿度を帯びたサウンドにそんなヒリついた警戒心を歌い込ん
だ全米No.1ソングが最終トラックを飾る、グラミー最優秀アルバム『聖なる剣』である。

TOTOがこの4年前にもグラミー新人賞にノミネートされたことはあまり記憶されていな
い。聖なる剣以降の失速の実態はファンは皆知ってるが、ハイドラとターンバックでもレ
コード会社からの突き上げに苦しんだ件は、聖なる剣の成功でチャラになった格好だ。
9ヶ月をつぎ込んだというレコーディングは、乾坤一擲というより、「これが最後のTOTO
かぁ」という空気が漂っていたと思われる。

雨粒を下から順に音にした「アフリカ」のオープニング。これと同じことを、アルバム1
曲目の「ロザーナ」がやっている。レコードオブザイヤーとアルバムオブザイヤーはこの
ジェフポーカロの8拍半に与えられたと呼んでも過言ではない。ドラムのかっこいいフィ
ルインから始まるロックチューンが耳に留まって曲名を見ると、70年代の曲ばかりだった
りする。いかにロザーナが、世のドラマーとロックバンドの心を折ったかを思い知る。こ
れを過去の物にしたのはなんとガンズなんですが。

アルバムには、本来なら「ロザーナ」のような長大な曲構成が与えられるべき、寸足らず
のトラックが並ぶ。もともと2パート構成(ヴァース〜コーラス構成)の曲が多いTOTOだ
が、「マヌエララン」や「ロックメイカー」のようなコンパクトなロックンロールは、4
年キャリアを積んだ彼らのストックにはもうふさわしくなかった。手応えが持てたロザー
ナを埋もれさせないように、十分に尺をとった2曲(もう1曲は名曲ホールドユーバック)
を際立たせて仕上げた一種映画のサントラにも似たトラックリストには、2曲以外の曲の
居場所が当時の音楽シーンにないことへの、彼らの苛立ちが透ける。

「グッドフォーユー」のような偉そうな曲が、出オチのまま放り込まれているのはそうい
うわけだ。9ヶ月もスタジオにこもって、こういったヘビメタへの冷やかしのような切れ
端を放置する気持ちはどんなだったか。アルバムは空前のヒットを叩いて頂点に上りつ
め、ここに決まっていたかのようにバンドはこの後、人の入れ替えが始まってしまった。
0065名無しさん@恐縮です
垢版 |
2020/06/24(水) 22:58:44.38ID:tb59po1a0
isolation
 1984年、ポールディアノを呼んでいればこんなことには…

なにか、サーカスでもやるつもりで作ったようなアルバムが来た。間奏を皆で作りながら
ステージでこれやるぞ〜と気合い入れてたらへんなアドレナリンが出て止まらなくなっ
た、一体どこのデヴィッドペイチでしょうか。こんな余裕ゼロのキシキシに締め上げたア
ルバムを、あろうことかTOTOに作らせたモチベーションの出所がわからない。

グラミー受賞後のおめでとうツアーをキャンセル、仕事を選び、IT長者のようにふるまっ
たこの頃のTOTO。実はボビーキンボールのバンド継続に問題が生じ、台所は火の車だっ
た。こうなることがわかっていたかのように、ベースのデヴィッドハンゲイトは早々にバ
ンドを脱退していた。

TOTOはメインボーカリストの変更を機に、初めて"パーマネントバンド"に移行した。ヒッ
ト曲を出せるセッションバンドという体裁をやめ、リードボーカルを中心とした固定のバ
ンドとして一本立ちしようとしたのである。理由はもちろん、激変する音楽シーン、それ
に対してインドで油を売るような真似をしてしまった危機感である。よくよく見るとかな
りえげつない記号絵のジャケット(たしか非難もされた)は、ロックバンドが存在しない
ブラック勢への意識の表れだった。

新ボーカルのファーギーフレデリクセンは、似た声の存在を指摘されやすい人ではあっ
た。だが、ソウルリックを売りにしないド直球のハードロックシンガーを、音楽のかっこ
よさで当代随一のTOTOがどう料理するかは興味深いイシューであったし、彼の満点越えの
能力はそれに十分応えうるものだった。結果は、このアイソレーション1枚でバンドは
ファーギーを解雇する。理由は諸説言われている。短いスケジュールの中で、ボズス
キャッグスにしたように彼から適性や要望を引き出そうとするスタジオ仕事のようなバン
ド側と、苦労人で大卒なのにそんな引き出しがなにもなくて愕然とする新ボーカルとの断
絶は想像できる。

ベースのマイクポーカロは、このアルバムからレコーディングに加わった。この頃流通が
始まった5弦ベースを常用し、前任の地味派手の化け物のようなオールラウンダータイプ
から、90年代のシンセベースがやるようなアダルトコンテンポラリースタイルの先進的な
ベースランに入れ替わった。リズムが悪いわけでも、鈍重ということでもないのだが、低
い所に居ずっぱりな音を出す人だった。その低いベースのはるか上空で他のパートがひっ
きりなしに奇声を発し、ジェフポーカロまでもがめずらしくハイ上がりのチューニング
で、その密集地帯にけたたましいタムを叩き込んでいた。

ファンはこの圧にドン引きした。B面にちりばめられたビートルズなど、誰の耳にも届い
ていなかった。聖なる剣の後にやらなかった分のアリーナ級のブッキングがこのアルバム
の後に回ってきていたが、席が埋まらずキャンセルを出すありさまとなった。ところで、
この時代のアリーナバンドのボーカリストには、人間業を超えたパフォーマンスを連日連
夜くり返しているような人がいた。TOTOは高音ボーカリストの自己管理を促す環境に欠
け、新メンバーの意向を聞きすぎるきらいもあった。その評価は、一概には決められな
い。とにかく、当たりのボーカルを引かない限りバンドが軌道に乗らないことだけははっ
きりしていた。
0067名無しさん@恐縮です
垢版 |
2020/06/24(水) 23:37:30.72ID:tb59po1a0
FAHRENHEIT
 1986年、TOTOなのにこんな人を連れてきて

アルバム1曲目の「ティルジエンド」をどうしてこの曲構成にしたのかがずっとわからな
かったが、ひょっとして、この消え入るように伸ばす"マイケルこぶし"を聴かせたかった
わけか。新しいボーカルを、バンドが高く評価したのはわかった。メロディをなぞるだけ
では歌にならない難曲ぞろいだと言いたいんだろう。だが、バンドがリズムを止めてまで
聴かせたいのが、マイケルジャクソンと同じ歌い方ができるとこだというのは納得いかな
い。もっとも、この新ボーカリストがこの後たいそう人気者になる。

いよいよTOTOに「マイケルジャクソンを超えろ」の命が下った。前作の不発をよそに、要
求はつり上がった格好だ。バンドは、マイケルはともかくまずはブラックミュージックの
ルーツを訪ねてみようじゃないかと作業にかかり、血統書と歌唱力"しかない"シンガーを
採用した。作業の成果はマイルスデイヴィスへの三顧の礼を始め多々あったようだが、
TOTOを少々理不尽な袋小路に連れ込むアルバムにもなった。

新しいリードボーカルのジョセフウィリアムスは、いわばエリックマーティン(Mr.BIG)
のようなバリーマニロウルッキングの若手シンガーのうち一番お兄ちゃん声をした人であ
る。喉を操るテクニックではマイケルジャクソンにもまったく遅れをとっていない。ボ
ビーキンボールの安定しないコンディションに辟易していた人には、すばらしく理想の
ボーカルに思えるだろう。だが声質のカテゴリじたいが子供っぽく、致命的なことに翌年
現れたリチャードマークスがもっとビビッドなサウンドで人気をさらってしまった。

さらに深刻な問題があった。TOTOがブラコンのようなアルバムを出すと、すでに多くのレ
コーディング現場に蔓延していたいわゆる「TOTOサウンド」を通じて、他の本物のブラコ
ンシンガーと比べられることにもなる。「つまりブルーアイドソウル?」と見なされたの
は、この時期にあまり良い選択ではなかった。80年代前半に所属ユニットでビッグヒット
を連発したダリルホールは、ブルーアイドソウルという言い方はあまりにひどいと非を訴
えていた。聖なる剣までのTOTOにソウルのタグを貼る者などいなかったが、この80年代後
半には、ソウル、ブラコンに引っかかる位置に、彼らも入って行ったし世の中もそうカテ
ゴライズした。TOTOは相手の土俵に乗ったつもりでも、そこは音楽とは別の力学が働く場
所だった。言うまでもないが、何物かがヒットチャートを操作するとかいう話ではまった
くない。

「アイルビーオーバーユー」はファンの中でも巷でもずっと別格の曲になっている。だが
他は、バンドのギターパートではなくサンプラーで間に合う曲が並ぶ。いいボーカルが来
たんだという所を聴かせるべく、全員がプロデューサーのつもりでがんばったんだろう。
ルカサーが敬愛するジェフベックが突如リリースしたボーカルアルバム『フラッシュ』の
後だったこともあり、やってみようとルカサーも意欲を持って取り組んだと思われる。う
がった事を言えば、テレビドラマなどで使いたければギターのトラックは引っ込めてもい
いよと言いたそうな音色のギターが入れてある。

のっけからコケてくれたティルジエンドには正直かなりガッカリしたし、なんで?と思っ
た。ステージでしっかり煮詰めてバッチリ決まれば楽しいだろうなと思えた曲は、「スリ
ラー」の別解釈のような「ファーレンハイト」だった。バンドしてないTOTOはもうTOTO
じゃなかったが、現代の第一級のクロスオーバーバンドとしてモントルージャズフェス
ティバルに呼ばれるキャリアを開いたアルバムでもあった。
0068名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 23:39:52.79ID:tb59po1a0
PAST TO PRESENT 1977-1990
 1990年、なくなりそうになっていたTOTO

新曲4曲入りのベストアルバム。レコード会社はとうとう、次のマイケルジャクソンを南
アから連れてきて、TOTOにこいつのバックバンドをやれと命じるに至る。腐ってもグラ
ミー総ナメのバンドにここまでする?ツアーではファンにもメンバーにもキモがられ、
コーラス隊に混ぜられた末クビを切られて消えた。全曲クレジットに名が入った新曲も、
いかにもTOTOをこじらせたらこうなるよなみたいな曲ばかりで、精度の高い音楽と相性が
よいはずのルカサー節のギターソロが似合わないことこの上ない。もっとも、ルカサーは
ワンオペ氏とここで共作した1曲を、この後ずいぶん長くステージで自ら歌っていた。た
しかにこれは、今までのTOTOにない胸に迫るいい曲だ。ちなみにジョセフのソロアルバム
に「I Am Arrive」という曲があって、ルカサーのその曲と同じインスピレーションが感
じられるすばらしい曲だ。
0069名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 23:40:56.85ID:tb59po1a0
KINGDOM OF DESIRE
 1993年、TOTOのサヨナラホームラン(ださっ

ここにいるのはまごうことなくあのTOTOである。そして我々はこれを待っていた!ジョー
ジーポージーや99に恋こがれる人はこれがメタリカに聞こえるようですが、ちゃんと聴い
てもらいたい。これは間違いなくTOTOだ。手クセやミスタッチ皆無の正確無比の生のロッ
クを追及してきた、TOTO以外誰もやってない音楽である。それがロックかって?ロックだ
よ!

俺たちはジプシーのバックバンドじゃねえんだ!とガナリ散らすルカサーのなにが気に入
らないのか?

TOTOのリードボーカルをルカサーがやるということは、ステージではTOTOのほぼすべての
代表曲をバックコーラス隊が歌うということである。ボーカルルカサーのニュースには、
誰よりもTOTOのファンが仰天し絶句した。この頃、さっぱり復活しないTOTOにさしものル
カサーが愛想をつかした、いつ脱退してもおかしくないなどと噂もされたが、実状はそん
なかっこいいものではなかった。この1990年前後は、ギタリストがまるで居場所がない
シーンになり果てていた。これはエディにもらった曲だ、おれはジミヘンも弾けるんだ、
などとスティーブルカサーがやるような時代だった。それでも、そんな彼がTOTOに戻り、
自分がバンドを背負う決意をするというのは、当時まったく予想できないことだった。
もっとも、誰も言わないが皆だいたいどういうことかわかっていて、あれは神がなにかし
たのである。

野卑と呼ぶにはあまりに高精度の、長らく忘れていたTOTO本来の黒々としたリズムが地の
底から這い出し、このアルバムは、当たりだ!の狼煙を上げる。全曲を通して、ジェフ
ポーカロの生々しいサウンドが復活を遂げている。これは多分にプロデュースとエンジニ
アリングのおかげだろう。表題曲「キングダムオブデザイア」はこの時期のTOTOのテーマ
ナンバーとなった。復活ディープパープルの「パーフェクトストレンジャー」に趣の似
た、毎晩演奏するのがイヤにならない程度(これ大事)の悲壮感をたたえた力作である。
そして、心あるTOTOファンが「我々が聴きたかったTOTOはこれ」と口をそろえるインスト
曲「ジェイクトゥザボーン」で、TOTOはいったん幕を下ろす。

求められてきたショーマンシップをかなぐり捨て、自分たちの存在意義を力の限り語ろう
とした、最初で最後のアルバムである。残されたメンバーと手に手を取ってこのアルバム
を完成させ、リリースされる直前に急死したジェフポーカロは、TOTOに思い残すことはこ
れでなくなっていたと思う。ただ、アルバムのプロモで彼も座ったモントルージャズフェ
スでの奇妙なカウント取りにも聴ける通り、38歳の彼のドラムはまだまだ進化の途上だっ
た。
0070名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 23:55:50.54ID:tb59po1a0
TAMBU
 1996年、TOTOのドラッグミュージック

この音楽がジャンル的に何なのか知ってる人はほとんどいないだろう。これは、ドラッグ
体験を音楽で表現した音楽、あるいは、トリップ中に聴く音楽として流通した音楽であ
る。その開祖にはビートルズも名を列ねている。セッションドラマーのビッグネーム、サ
イモンフィリップスの名が初めて世に出たのは、ロキシーミュージック(という名前のバ
ンド)の人脈で参加したライブアルバムにある、「トゥモローネバーノウズ」のカバート
ラックだった。

急逝したジェフポーカロの後継者にとバンドがアポをとったのは、サイモンひとりだった
らしい。TOTOのツアーに合流したサイモンのプレイは、体にバネを何本も仕込んだよう
な、キレキレのフィルインを連発するド派手なもので、TOTOファンの半数を占めるバンド
小僧(概算)を一瞬で虜にした。差し手争いを挑まれたルカサーはサイモンの気合いを喜
び、かつての絶頂期のTOTOをこういうものと理解している彼を微笑ましく思っただろう。
そしてツアーが終わると、バンドはサイモンの角を矯めにかかる。そうして誕生したアル
バムが『TAMBU』である。

インターネットはまだなかった。大規模なコンサートが常態化し、業界は計算できるツ
アーアクトが無尽蔵にいないことに手を焼いていた。TOTOはアルバム制作やシングルリ
リースでレコード会社から指図されることがなくなった代わりに、自分たちのためにも、
長くバンドを続ける方法を確立する時期にあった。脱退した3人のメインボーカリストが
実はいつでも復帰できるキャストであるという、このバンド以外ではありえない強みも
あった。シーンを見ると、グランジ以降の新時代バンドは80年代までのギターヒーローを
擁する様式からかけ離れていき、ブラック勢や女性シンガーとのボーダーレスな共存共栄
を遂げていた。多くの状況を考慮した末に手を伸ばしたのが、大昔にすたれたドラッグ
ミュージックだった訳だ。

どういう音楽なのか?特徴はアルバムの1曲目から全開している。どんどんダウナーに落
ちて行くエンドレスな反復がそれである。昔はテープ作業(!)などのメカニックを駆使
して作ったものだが、ドイツのカン(CAN)のように、ナチュラルなドラマーの力量で同
じ意図を表現する手法も最初から存在した。聴く者の五感を埋め尽くすファズギターとハ
モンドオルガンの用法が無尽蔵に開拓され、中段でのジョージハリスン的な開始の合図に
耳をそばだてる人も当然多い。バンドはこの曲を、真面目にやってきた者だけが出せる
音、ギフトオブフェイスと呼んだ。

母国イギリスでは自分のキャリアとほぼ入れ違いで終わっていた、ピンクフロイドのよう
なパターンを刻む、サイモンのくすぐったそうな顔が目に浮かぶ楽曲群。これを全方位か
ら支えたのがデヴィッドペイチのサウンドクリエイトである。思えば、初期のTOTOでピア
ノサイドを担当したペイチの流暢なプレイは、聴いたことがないようなものだった。オト
コはアイアンメイデンのデイヴマーレイ、女子は、フォスターではなくデヴィッドペイチ
に、こぞって熱を上げる時代があった。

スティーヴポーカロがアクティブメンバーだったら、このアルバムにまったく新しいアイ
デアを持ち寄ったかもしれない。ペイチは努めてオーセンティック(王道的)なサウンド
で最大級の効果をもたらした。これがフロイドのリックライトのような、マニアの分析の
対象にならないのが残念である。一方、この音楽性が巷に伝わらずじまいだったことはル
カサーにはよかった。ブルース転向で名を残したゲイリームーアのような歩みは彼には必
要ない。
0071名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 23:56:55.41ID:tb59po1a0
MINDFIELDS
 1999年、ボビー復帰!TOTOのフィジカルグラフィティ

ミーハーでスマンけど、ボビーキンボールとサイモンフィリップスがどんな顔で初対面を
果たしたか、もれ伝わってる話はないんだろうか(><=)。サイモンとルカサーが同い年
で、キンボールさんは彼らの10歳年長なんですよね。あっどうも〜こんにちわーとか言っ
たのかなぁ。

TOTOに噂のトトース氏が帰ってきた。ショービズヘッドラインでは誰も待ってないし拍手
もないが、こういうのを政治の世界では「静かな環境で議論をする」と言う。初代ボーカ
ルが唯一のミスでもB案でもなかったことを他でもないTOTO歴の長いファンに知らしめ
る、一番よい時の復帰となった。

1曲目は、前作とルカサーのソロアルバム『LUKE』を経て育ててきたリバイバル路線の集
大成。自動演奏も"ヘタウマ"も入り込めない高い精度で、四半世紀来の音楽に一つの完成
形を提案した。2曲目からはボビーとバンドが聴く者を交互に煽る、TOTOパーティーの始
まりだ。彼ららしい手数のかかったブルースチューンにがぷり四つで組み合った9分越え
の4曲目は圧巻。半世紀昔すべてのバンドがやってた音楽である。「あっこれさっきやっ
た」とルカサーの手が固まるとこまで、出し惜しみなしの出血サービスが聴ける。かと思
えば次のなんちゃってスワンプでは、デヴィッドペイチがなんとスライドギターを弾く。
判定はユーライアヒープのケン・ヘンズレーさんの圧勝!持病の癪でツアーに穴を開ける
予告のつもりだったかもしれない(ないない)

この頃のセットリストの常連だった「Caught in the Balance」は、ルカサーの初期のソ
ロアルバムなどで聞き覚えのある、日本の歌謡曲のような曲だ。北欧圏で刺さる曲のよう
だ。あのTOTOがすっかりヨーロッパのバンドになっていた。セブンスワン以来の義務なの
か、代表曲パターンの亜種をこまごまと並べ、お約束のルカサーバラードでお腹いっぱい
になった所に、最後のTOTOシャッフル「Cruel」が待ち構える。

ボビーがここまで注文通りかましてくれると、約束の地へ「この道しかない」だとかベ
ターワールドとかアフターユーゴーンだとか、なにかを渇望するロックの共通性というよ
りバンドのボヤキに聞こえてしまう曲との落差が気になってくる。持ち前の多彩さがこん
な分かれ方をするのは、ファンとしてはちょっと泣ける。TOTOの来し方は「ミステリアス
ウェイズ」だったよとまとめるボビーのつっこみ待ちの一言と、ボーナストラックでいつ
ぞやの寓話の暗澹たる行く末を覗き見るペイチの締めが、遠巻きで逆にありがたい。
0072名無しさん@恐縮です
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2020/06/24(水) 23:58:28.12ID:tb59po1a0
THROUGH THE LOOKING GLASS
 2002年、TOTOが政治を語ったらこうなった

ルッキンググラスをスルーする、と書くと和製英語になるだろうが、元の言葉も何かのダ
ブルミーニングのつもりと思われる。2002年のカバーアルバム。looking-glassは、有名
な『鏡の国のアリス』の表題にも登場する。前年のことは言わない。翌年以降については
次作で話す。そうやるしかないTOTOだったんだろう。アルバムサイクルが延びる一方の時
代に、音楽以外のことを考えざるをえないアルバムに1枚2枚費やされるのは残念なこと
だ。

ヤブヘビだけは避けつつ安全な所を冷やかして回る、毒々しい内容となっている。1曲目
から、Could You Be Loved、「愛されろYO!」とくる。ボブマーリィのカバーだが、日本
でも、愛し合ってるかーいというのがいました。イーグルスのデスペラードでもやっと
きゃいいのにこれである。続いて、"ジャパンの輝きを示したまえ、チャイナの煌めきを
示したまえ"の「菩薩」が来る。ルカサーの「Look out!(気をつけろ!)」の捨て台詞ま
で入っている。完全に喧嘩を売っている。ちなみにスティーリーダンのこの曲がリリース
された1973年の暮れに、アメリカのヘンリーキッシンジャーがノーベル平和賞を受賞し
た。そんなことに詳しいミュージシャンが作った曲ということだ。

コンセプトはわかる。愛について語りたいのだろう。だが、それならスティービーワン
ダーの「汚れた街」は軽々に選ばないし、「サンシャインオブユアラブ」をこんな犯罪者
の化身のような曲に仕立てない。そして最後にエルヴィスコステロのじつにいやらしい
ヒット曲「ウォッチングザディテクティブズ」を持って来るわけがない。コステロのこの
曲は、犯罪被害者と刑事ドラマを見ている視聴者が曲の中で目まぐるしく入れ替わるとい
う曲で、隣近所の凶悪事件を放ったらかしにしたまま大きな主語に釣られる情報社会の
我々を冷笑している。

問題意識と意欲はわかるが、こんな楽しくないカバーアルバムは他にないよとしか言えな
い。

アルバムのピークは、汚れた街とハービーハンコックメドレーだ。ルカサーのスムース
ジャズはレアトラックである。典型的なエルトン曲でハンマリング入りのストロークをザ
カザカかき鳴らすルカサーというのも、なかなか見ない光景である。そのエルトンジョン
の「布教本部を焼き落とせ」から、アルバムは一転して店じまいにかかる。9.11の10日後
に全米4大テレビが放映したチャリティコンサート「AMERICA:A TRIBUTE TO HEROES」を、
途中まで真似たけどなんか飽きたんで、という格好になっている。四半世紀来最強のバン
ドが、リスペクトというよりライバル心にかこつけて作った、口の減らないトイレの近い
いやな年寄りのようなアルバムである。きわめて特異な手法でこの時期のアメリカ国内の
フラストレーションを切り取った作品といえる。
0073名無しさん@恐縮です
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2020/06/25(木) 18:48:14.14ID:75UKWqus0
スマホ用のVRゴーグル買ってみたらYouTube病みつきなってしまった

暇があれば邦楽・洋楽問わず80′sプロモ見てるわ

スリラーのロングはハンパねーからお勧め
0074名無しさん@恐縮です
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2020/06/25(木) 20:44:27.00ID:UCGdCNJm0
2000年過ぎてから好きになって後追いで
7枚目のアルバムまで全部好きなのって俺ぐらいだろうな
0075名無しさん@恐縮です
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2020/06/25(木) 22:17:15.71ID:KoSbxprp0
なんでこんなにアメリカで人気ないんだしかし
TOTOという名前が子どもっぽいんだろうか
0076名無しさん@恐縮です
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2020/06/25(木) 22:31:20.24ID:veEiVm9R0
4枚目が頂点か。グラミー賞で何部門か獲ったんだっけ。
この手の「プロ集団」のバンドって下手に流行の取入れなんかやると
まるで消化不良だし、80年代において時代を飾ったバンドとして聴くのがいい。
0078名無しさん@恐縮です
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2020/06/26(金) 02:21:24.35ID:SmycX73h0
>>74
後追いでも7枚目でストップなんだね、まあ分かるけど

自分はジェフのエスニック指向が好きだったから
ジャンミシェルバイロンがボーカルの曲も好きだった
ライブでイングリッシュアイズを歌ってたのもハマってた
0080名無しさん@恐縮です
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2020/06/26(金) 11:54:56.86ID:r43nekhX0
「アフリカ」はペイチの作詞作曲で
Wスティーヴはデモを聞いて「なにこの糞曲ww」「セレンゲティってなにww」とボロッカスにこき下ろしたらしい
0082名無しさん@恐縮です
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2020/06/26(金) 14:23:17.40ID:EF53P/an0
>>78
Past to Presentに入ってるバイロンの数曲は正直良いと思ったよ

ただライナーノーツで、バイロンはTOTOが好きで入ってきたわけじゃないとか、
スタッフもTOTOなんかより今どきの音楽やりたい、みたいな雰囲気で
制作状況がひどかったとペイチが愚痴ってたから、まあ先入観あったな
0083名無しさん@恐縮です
垢版 |
2020/06/26(金) 19:52:02.95ID:ciu8X+mj0
やっぱりhydraなんだよなー
0084名無しさん@恐縮です
垢版 |
2020/06/26(金) 20:15:13.63ID:DENTbfKk0
TOTOは1985年あたりで終わってるイメージ
0085名無しさん@恐縮です
垢版 |
2020/06/26(金) 20:18:33.74ID:SaOXD+7i0
今、わざわざアフリカを出してきたのはいっそアフリカに回帰しろ的なメッセージ

なわけないか
0091名無しさん@恐縮です
垢版 |
2020/06/27(土) 19:38:33.99ID:6FsBpXlN0
>>89
ジェフってマペットみたいに動くよな
0092名無しさん@恐縮です
垢版 |
2020/06/27(土) 19:42:25.00ID:pkyatA3x0
日本の歌手やアイドルのバックでも結構演奏してたよな
日本のレコード会社に金のあった時代
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