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中原誠十六世名人
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――まず、今回の藤井七段の快挙について、おうかがいします。

「棋聖戦の第1局は最後まで見ていましたけど、大熱戦で良い勝負でしたね。藤井七段はもう十分に強い。
私も引退してからだいぶ経つのですべての将棋を見ているわけではないですが、久しぶりに将棋を見て興奮しました」

――勝敗を分けたポイントはどの辺りにあったのでしょうか。

「途中、渡辺さんが金をうまく動かして飛車を取った局面は、後手の勝ちになっていると思いました。
私もちょっとうっかりした手順でしたね。
ミスに近い手を指すとがっかりするものですが、そこから食いついて行ったのは大したものです」

――改めて、中原先生から見ての藤井将棋とはどのようなものでしょうか。

「どこまで強くなるかわからないという意味では空恐ろしいものを感じますね。
ただ、見ていて面白い将棋を指しています。谷川さん(浩司九段)、羽生さん(善治九段)もそうでしたが、
プロが見たい将棋を指していますね。新しいことをやろうとしている、やってくれるだろうという期待感があります。
ワクワクしますね」