J1浦和は営業収入10億円前後の赤字に…役員報酬は来年1月まで一律15%カット、スタッフの年俸削減に関して「固定費には手を付けない」

 J1浦和の立花洋一社長(60)が10日、オンラインで記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う公式戦中断などの影響で、2020年度の営業収入が過去最高だった19年度の82億1800万円から約20億円の減収となり、10億円前後の赤字に転落する厳しい見通しを明らかにした。

 7月4日のリーグ再開当初は無観客、同10日以降は人数や収容率の制限付き観客動員などを想定した試算。立花社長は「未曽有の事態を全員一丸となって乗り越えていきたい」と話した。

 合わせて、今季の年間チケットの払い戻しを発表。専用フォームで受け付け、「全額辞退」「半額辞退」を選択できる。昨季平均入場者数はJ1最多3万4184人で、そのうち年間チケットによる入場者は約2万人。今季は昨季の23億円を上回る入場料収入を見込んでいたが、全額払い戻しによる損失は10億円に上るという。

 立花社長らは役員報酬を7月から来年1月まで一律15%カットし、職員の一時金も削減する方針。ただし、選手、スタッフの年俸削減に関して「固定費には手を付けない」と否定的な見方を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/068192b9aef6f345f72544812559134f0cdf25d1
6/10(水) 19:23配信