伊藤詩織さん、ネット中傷で漫画家らを提訴、テラハ「木村花」さん急死も影響

伊藤詩織さん、木村花さんの死去に「アクションを起こさなければ」
はすみとしこさん提訴の背景を明かす

はすみさんは2017年6月〜2019年12月、元TBS記者の山口敬之さんから性行為
を強要されたと訴えていた伊藤さんに対して、「枕営業」などと揶揄する内容の
イラスト作品など計5本の画像やテキストをTwitterに投稿。伊藤さんの名誉を傷
つけたとして、損害賠償や投稿の削除と謝罪を求めている。

一方、はすみさんは一連のイラストについて、自身のTwitterやYouTubeなどで
「風刺画はフィクション」「伊藤さんとは無関係」と主張している。

リツイートの2人も提訴「社会への警鐘の意」

また、今回ははすみさんの投稿をリツイートした男性2人に対しても訴訟を提起。
「リツイートの行為主体としての責任を負うべき」だと主張している。

今回の訴訟準備のために、約70万件に及ぶネット上の書き込みをチェックした
という。

リサーチに協力した荻上チキさんは「Twitter以外にもFacebookやYouTube、
まとめサイト、ヤフコメ(「Yahoo!ニュース」のコメント欄)なども対象とし、
目視で確認。Twitterに関してはリツイートした人や『いいね』した人もチェック
した」と語った。

山口元一弁護士は「リツイートという行為に伴う責任について、社会に対して
の警鐘の意味もある」と語り、「人を傷つけるであろう言葉があまりにも溢れ
る場合は、プラットフォーム側が何らかの対策を取るべきではないか」と指摘した。