宮川は、マイケル・J・フォックスの吹き替えを多くの作品で担当している。宮川が声優としてデビューした作品は、マイケルの主演作品である『ファミリータイズ』であり、この作品でマイケル演じる主人公アレックス・P・キートンの吹き替えを担当した。
以来、主に長編映画のフジテレビ放送版でマイケルの吹き替えを多く担当してきたが、マイケルの代表作で主人公のマーティを演じた『バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ』は、これまで吹き替えの経験がなかった。
2014年にBSジャパン(BSテレビ東京)で放送された第1作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ役に起用され、宮川は「ここ数年で一番うれしい出来事」と語っている。
第2作以降は予算等の関係から実現しなかったが、4年後の2018年に同じくBSジャパンでの放送用として『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』の宮川による新吹き替え版が実現した。

かつてソフト版の『バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ』でマーティを吹き替え、BSジャパン版で相棒ドク・ブラウン(クリストファー・ロイド)の吹き替えを担当した山寺宏一は、
「かつて(マーティを)吹替えた者から見ても、宮川さんのマーティは悔しいくらいピッタリ!」と評している。