1980年10月5日の伝説の引退コンサートから40年。山口百恵(現在は三浦百恵さん=61)が残した600曲以上の名曲が5月29日からサブスク配信解禁となって話題だ。

■2世帯住宅で義父母と同居

 コロナ禍で自粛生活を送る人たちの心の支えになっているに違いないが、百恵さん自身もこの緊急事態宣言下では自粛を余儀なくされたのは同じだったようだ。主婦業と、2世帯住宅で暮らす90歳を越える義父母の介護を一手に担う中、どう立ち向かい、乗り越えたのだろうか。ベテラン芸能記者の青山佳裕氏が言う。

「ご両親とも高齢ということもあり、要介護1という状態と伺っております。百恵さんは常日ごろ自ら車を運転して、お義母さんを病院へ送り届けたりしていましたけど、緊急事態宣言のときは、そうしたお姿も見られなかった。毎日服用しなければならないお薬とか、食事の塩分制限とか、身の回りのことを全てご自宅でお世話されていたようです」

 とはいえ、自粛期間中はコロナと介護に忙殺され、買い物もままならず、趣味である旅行にも映画にも行けなかったに違いない。自粛ストレスで家族内トラブルが社会問題化しているが、おしどり夫婦で知られる百恵さんたちはどうだったのか。

 このあたり、夫の三浦友和(68)がかつて「女性自身」のインタビューで「夫婦げんかは一切しない」とこう語っていた。

「僕らはしないですんでいる。我慢しているわけでもない。僕の場合は、仕事が空いたら何カ月も空きます。その期間はずっと家にいるわけで、お互い、一緒にいることに慣れている。ずっと一緒にいても、もめ事もなく、疲れもしない。それはもう、相性としか言いようがないんですよね」

 さらに、こうも。

「介護で自分の時間が削られるだけでもストレスになっているはずですから、ここは相性ですませず『ありがたく思っている』と、言葉に出して伝えています。なるべく妻が楽に介護できるようにしたい。それが夫の務めです」

 この春には高齢者の人材派遣を行っている施設からの対談オファーにノーギャラで応じ、百恵さんと暮らす地域への恩返しと報じられた友和。そうした夫のフォローアップもあるだろうが、前出の青山氏はこう続ける。

「百恵さんの実のお母さんは百恵さんが30歳のときに夭折され、親孝行を満足にできなかった無念さもあってか、百恵さんは家族への思いがとても強い。それは義父母であれ、血のつながらない家族であれ、同じように大切にしたいという思いに広がっている印象です」

 現役時代を知らない若者にもサブスクでその魅力が世代を超えて受け継がれている百恵さん。コロナ禍にも負けない百恵さんイズムの源泉は、普遍的な家族愛にあるようだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/73a028a979dfddf8711865eda22f2eb9ff2bd552
6/6(土) 9:26配信


https://www.youtube.com/watch?v=dQ_4Jmqf2eU
山口百恵 いい日旅立ち

https://www.youtube.com/watch?v=89HBcy08960
秋桜 山口百恵 コスモス