“美女と野獣婚”から1年、南海キャンディーズの山里亮太(43)がピンチに見舞われている。昨年6月5日、蒼井優(34)と息ぴったりのツーショット結婚発表記者会見を開き、モテナイ芸人から一気に好感度芸人に転じた山里だが、先月からの「TERRACE HOUSE TOKYO 2019―2020」(略してテラハ/フジテレビ系・Netflix)騒動で状況が一転。過去の発言が掘り起こされる事態に陥っている。

 山里は同番組をモニタリングするスタジオメンバーの1人で、本編をスペシャル解説するNetflix公式チャンネル「山チャンネル」も担当していた。そこでテラハの演出上、感情の起伏が激しい花さんを「花が鼻につく」と発言をしており、事件後に削除。これが火に油を注ぎ、山里のSNSにクレームが殺到した。

 エジプト料理店で民族服装を着て現れた木村花に対し、「エジプトの王様の感じのコスプレ」と表現。台本を読みながら、「わたくしの感想、こう書いてます。びっくり花さん。(コスチュームをダメにされて)命より大切なものを失ったばかりだけど、ご機嫌で何よりって」とコメントしていたことが事件後に掘り起こされ、批判は大きくなるばかり。同じくスタジオメンバーで、女性目線で手厳しいコメントもあったアジアン・馬場園梓(39)やYOU(55)もやり玉に。

 山里のツイッターは26日を最後に、更新は中断。テラハの制作中止が公表された翌27日の深夜、生放送のラジオ「山里亮太の不毛な議論」(TBS)では「僕もたくさんの誹謗中傷を受けてきた人間で、傷跡として刻み込まれている。わかっている方の人間だったのに、気づかずに何もできなかった」と後悔の思いを吐露。30日には、司会を務める「土曜はナニする!?」(フジテレビ系・関西テレビ)冒頭の芸能ニュースコーナーで「テラハ」の件に触れ、母で元女子プロレスラーの木村響子さんから連絡があったことを明かした。そして、「メディアに触れる人間として、どういうふうにするのがいいのか、これからもずっと考え続けていく」と神妙な面持ちで語った。

 番組冒頭にYOUが毎回「台本は一切ございません」とは言うものの、意図的に切り取られた映像が独り歩きし、22歳の木村花さんを苦しめ、出演タレントたちも過去の発言で糾弾が続いている。「テラハ砲」の完全終息はいつか。


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