2020年5月28日 9時26分
https://news.livedoor.com/article/detail/18327431/

ジャニーズ事務所が公式サイトで「NEWS」手越祐也(32)の芸能活動無期限自粛を発表した。
これは緊急事態宣言下、事務所の再三の注意にも関わらず、手越がそれを無視して酒席に参加していたことに対する制裁措置。
関係者によれば手越はこの措置に強く反発、すでに退所の意向を固めたと報じられている。

もし手越が退所することになれば、17年続いた「NEWS」は3人で存続するともいわれるが、事実上その活動に終止符を打つことになるだろう。
「NEWS」の歴史とは、共にセンターを務めた手越と山下智久(35)の“明暗の歴史”とも言い換えられる。
デビュー当時、センターでいつもスポットライトが当たっていたのは3歳年上の山下だった。
ただ、手越も立ち位置は地味とはいえ事務所幹部の受けは良く、入所1年足らずで異例のメジャー・デビューのメンバーにも抜擢された。
二人の関係に変化が訪れたのはデビューから8年後、山下がソロでの活動を熱望、グループを脱退した頃からだった。
必然的にセンターに押し出される形になった手越は「やる気のないやつに声をかけてもグループはやっていけない。6人で見ていた夢が
 壊れたのは悔しい。でもファンを裏切れない……」とインタビューで語り、事務所幹部を大いに喜ばせた。
明るくやんちゃなキャラクターを前面に出し、仕事の幅を大きく広げていったのもこの頃からだった。
それはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。

一方の山下は、希望した通りソロになったものの、半ば袋小路のような状態に追い込まれていく。
レコード会社もワーナーに移籍したものの、思い描いた結果は残せなかった。
そんな山下に追い打ちかけたのが「SMAP」の解散騒動だった。
信頼する現場マネジャーが退社し、仕事は先細りする一方だった。
マスコミで山下の退所の噂が盛んに報じられるようになったのもこの頃だった。
退所に前のめりの状態になる山下に対して、再三に渡って説得の場を設けたのがジャニーズ事務所だった。
友人の赤西仁(35)、錦戸亮(35)らとの関係見直しを求めると同時に、自らの夢を実現するために何が必要かを徹底的に話し合ったとされている。

そして山下の口から飛び出したのが“生涯ジャニーズ”宣言だったわけだ。
これで流れが一変した。
不可能と思われた米国エージェントとの契約も、十分な事務所との話し合いの末に誕生することとなった。
手越はその傍らで事務所の野放しともいえる方針に甘えて素行不良を繰り返した。
本人の口から暴言とも思える発言が度々報じられるのもこの頃だった。
その揚げ句が今回の“無期限の活動自粛”である。
山下のグループ脱退で一度はポジションを逆転したかに見えた手越だが、その栄光はいつまでも続かなかった。
今は手越が退所の意向を固めたと報じられ、山下はソロとしてキムタクと肩を並べようとしている。