シンガー・ソングライターのさだまさし(68)が24日放送の日本テレビ「行列のできる法律相談所」(日曜後9・00)に出演、NHK紅白歌合戦に関する秘話を語った。

 さだは、1979年にヒット曲「関白宣言」で紅白に初出場したが、実はその2年前に「雨やどり」で出場の打診を受けていたという。当時の出場歌手はそれぞれ持ち時間があり、「僕らのころは2分半」と説明。「(歌唱を)削ったら歌の意味が分からなくなるんですよ『関白宣言』は。その2年前に『雨宿り』で全曲歌えないっていうので(出演を)お断りしていているし」と明かした。

 「たまたま僕が『関白宣言』の年に、美空ひばりさんが何年かぶりに紅白にお戻りになった」と続けたさだ。紅白のスタッフがひばりさんに「こんな歌があるんですけど」と、話を持ちかけたそうで、「ひばりさんが歌詞を読みながら(関白宣言を)聞いてくださって。『これは削れないわね』って。それでスタッフも『さだくん、全部歌っていいよ!ちょっとテンポ上げて』って言われて」と、“鶴の一声”を懐かしそうに振り返った。

 共演者からひばりさんの「凄さ」を問われると、「僕らとは桁が違いますよ」と返答した。プロ野球ヤクルトのファンとしても知られるさだは、「僕なんかが例えばプロ野球の2軍選手だとしたら、美空ひばりさんはメジャーで何度もタイトルを取った選手ですよ」と表現していた。

5/24(日) 22:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/46309979ab8877e2356a1b1b417928cc6822161c
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