0001フォーエバー ★
2020/05/16(土) 09:20:39.67ID:5PHOOn2f9当時「URC」のアーティストといえば、フォークの神様・岡林信康、吉祥寺フォークを代表する高田渡、加川良、「はっぴいえんど」、「五つの赤い風船」など個性際立つ面々が並ぶ。
『帰ってきたヨッパライ』がミリオンヒットしたザ・フォーク・クルセダーズの第2弾『イムジン河』が発売中止になったことを発端に「メジャーから出せないのなら自分たちで出そう」と発足したのが「URC」だ。
商業ベースにこだわらず自分たちのスタイルを大切にした“本音の音楽”は、小ぎれいな商業主義に固められた今の時代に聴くと新鮮な感があるのだろう。
最近では女優の杏がウェブ動画にあげた加川の『教訓I』が話題になった。この曲は復刻される加川のアルバム『教訓』(71年)に収録されており、再プレスがかかったほどだ。坂崎幸之助がラジオ番組で斉藤哲夫の『悩み多き人よ』を流すと反響を呼んだという。
今、なぜ「URC」なのか。『切ない歌がききたい』(旬報社)の著者でジャーナリストの川井龍介氏は「混沌とした時代のなかで、素朴で純粋な気持ちをまっすぐに歌にしたその姿勢が今、自分や社会を見つめ直さざるを得ない若者の共感を呼ぶのではないか」と分析する。
タイトルには、人気曲『プカプカ』が収録されたザ・ディランIIの『きのうの思い出に別れをつげるんだもの』、トーキング・ブルース・スタイルの友部正人『大阪へやって来た』など名盤に加え、音楽評論家、田家秀樹氏が選曲した3枚組『URC50th ベスト・青春の遺産』も。
「『昭和』の若者たちの『どう生きるか』という自問の産物が『URC』だったと思う」とは田家氏の弁。令和の若者にこれがどう響くか期待しているそうだ。6月には「URCレコード読本」(シンコーミュージック)も発売予定だ。
5/15(金) 16:56配信
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