2020年05月10日 00時00分
https://www.tokyo-sports.co.jp/prores/noah/1844445/

ノアTVマッチの9日放送回でGHCナショナル王座戦が行われ、中嶋勝彦(32)が杉浦貴(49)を破り
王座奪取に成功した。
2人は序盤から激しくぶつかり、一進一退の攻防を展開。
叫び声を上げながら攻め込んでくる杉浦の猛攻に苦しむ場面も見られたが、鋭い蹴りでピンチを脱すると
最後は必殺のバーティカル・スパイクで脳天からマットに突き刺し3カウントを奪った。
試合後、勝ったとはいえ疲労困ぱいの様子でコメントスペースに現れると「振り返りたくもない」と苦笑い。
2016年10月のGHCヘビー初戴冠時と同じ杉浦を破っての王座奪取に「毎回俺の前に壁として現れるよね。
 毎回そうだけど、想像以上に死ぬかと思った。死んだかと思ったよ」と感慨深そうに話した。
対戦相手や会場、開催ペースなどで王者の自由が認められる王座だからこそ、今後の動向が注目されることになる。
中嶋は「誰でも挑戦を受けるよ。このベルトはもう俺の一部だから、一緒に変化していく。想像つかないでしょ、
 どんなふうになっていくか。だから楽しいんじゃん」と笑みを浮かべた。
パートナーでGHCヘビー級王者の潮崎豪(38)に並び立つ形になり「今一番言いたいのは、豪さんに
 『取ったよ』ってね」。
この日は急性虫垂炎で無念の欠場となった相棒とともに、ツートップとして団体を力強くけん引するつもりだ。