昨季14勝2敗の好成績を残したNFLレイブンズ(本拠はメリーランド州ボルティモア)のセーフティー、アール・トーマス(31)が、妻のニーナ・トーマス容疑者にピストルを頭に突きつけられていたことが明らかになった。

 トーマス本人が7日、「最高の人生を送ろうとしてもうまくいかないことがある」としてインスタグラムでその事実を認めたもので、事件が起こったのは4月13日の早朝。AP通信によればトーマスは弟のセス氏とともにテキサス州オースティンのホテルで2人の女性と“ベッドイン”していたが、そこにニーナ容疑者が自身の妹とセス氏の元妻を引き連れて部屋に突入。ニーナ容疑者はピストルを夫の頭部に近づけて引き金に指を入れていたとされている。

 ニーナ容疑者はこのあと「暴行目的による住居への不法侵入」の罪で逮捕され、その後に保釈。供述の際には「弾倉に銃弾は入れていなかった」と語り、弁護士も誤認逮捕を主張しているが、捜査当局は「銃弾は1発だけ入っていて安全装置は解除されていた」と異なる見解を示している。不倫現場での“修羅場”は妹がスマホで撮影。この妹とセス氏の元妻の2人も逮捕された。

 トーマスはテキサス大から2010年のNFLドラフトの1巡目(全体14番目)にシーホークスに指名され、昨季に4年契約を締結してレイブンズに移籍。178センチと小柄ながらスピードと判断力に優れたセーフティーとしてレイブンズ守備陣の中核的存在となっている。

2020年05月08日 15:27アメフト
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