日本ハム・阪神OBで、新型コロナウイルスに感染して入院し、4月24日に退院した野球評論家の片岡篤史氏(50)が1日、ラジオ局ニッポン放送の「フライデーナイタースペシャル」に電話出演した。片岡氏は「人との接触を1週間〜10日は自粛してくれということなので1人で生活しています」などと現状を語った。

片岡氏の声は闘病中に公開したYouTubeとは異なり、強く張りがあり、回復を印象付けた。「今は1人で暮らしています。人との接触を1週間〜10日は自粛してくれということなので、1人で生活しています」と説明。「まだビールを飲みたいなというような気持ちにならないので全快ではないですが、元気は元気です」と口にした。

 家族と再会する予定については「あと10日から2週間くらいしたら大丈夫かなと思います。僕も念には念を押した方がいいと思うので」と説明した。

 タバコは吸わない片岡氏だが、闘病中は息苦しさと咳があったという。症状について「息苦しい。熱は高熱。あとは咳。座ると圧迫されるような感じ。大きく息を吸うことができない。そこで咳が出ると苦しい。ほとんど寝ているだけだが、咳が出るのが怖い。その時(入院中)は食欲もなくて食事も取れない。コロナに負けながら盛り返す体力もなくなっていた」と振り返った。

 入院中は万が一のことも頭をよぎったという。志村けんさんが死去したこともあり「このまま帰れないようなことがあれば、お骨になってからしか帰れない。悪いことを考え、恐怖感は2、3日あった」と素直な気持ちを明かした。

 退院後の今は「元気なんですけど、17日間入院していたので体力が落ちた。こんなに歩くのがしんどかったかなと」と、体力のあるはずの元プロ野球選手でも、苦しい闘いだったことを振り返っていた。

5/1(金) 20:39 Yahoo!
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