テレビを離れた「キングコング」西野&梶原 億万長者になっても深いコンビ愛「もう一度2人で冠番組を」


お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(39)と梶原雄太(39)が、30日放送のフジテレビ「直撃!シンソウ坂上」(木曜後9・00)に出演。
テレビを離れて絵本作家、ユーチューバーとしてそれぞれ活躍する2人が、意外な「今後の夢」を語った。

1999年にコンビを結成した2人は、20歳のときに同局「はねるのトびら」で存在感を発揮。25歳の時に番組がゴールデン進出を果たし、人気を急上昇させた。

だが、西野はゴールデン進出のタイミングで大先輩・タモリ(74)の助言で絵本を描き出すなど、早くも方向転換。
西野はこの理由を「視聴率がめちゃくちゃ良くて、各局の色んな番組に出させていただいて生活も良くなってチヤホヤされたけど、スターにはなってない。
山を登って見えた景色は、タモリさん、さんまさん、たけしさんの背中で。先輩方を追い抜いていないし、追い抜く気配もない。
これだけみこしに担がれて、これだけ追い風吹いてるのに、ここで頭打ちしてるのかと考えたときに、これはもう終わった」と挫折を感じたと説明。

「このまま続けていてもスターになれる気がしない。一旦テレビと距離を取りたい」と相方とマネジャーに打ち明けたと言う。

その後、28歳で初の作品を出版し、36歳で「えんとつ町のプペル」を発表。絵本として異例の44万部を売り上げた。

西野はさらに独自のビジネス本でベストセラーを連発。
年間50回ほど大学や企業で講演会を行い、登録者数5万人を超えるオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」などを展開し、収入は年間7億円にのぼるという。

そんな西野をそばで見てきた梶原も、18年に自身のYouTubeチャンネルを開設。
瞬く間に頭角を現し、現在登録者数190万人を超える“年収1億円ユーチューバー”に上り詰めた。

それぞれの場で活躍する2人だが、テレビを離れても劇場での漫才は今でも続けている。
多忙なためネタ合わせをする時間はなく、いつもぶっつけ本番。

梶原は「ネタは西野の気分なんですよ。西野の前振りで何のネタをやるか分かる」と、舞台に上がった西野の第一声を聞きネタを判断するという以心伝心ぶりを見せた。

そんな2人の将来の夢は「もう一度2人で冠番組を持つこと」だという。
テレビを離れているだけに意外な回答だが、西野は「梶原とだったらやりますね。梶原と以外はやらない。梶原と遊んでいるのが一番楽しいので」と、深いコンビ愛を語った。

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