プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの東浜巨投手が27日、新型コロナウイルス感染予防のため、出身地の沖縄県うるま市与勝地区の学校と、母校の沖縄尚学高校と付属中学などにマスク2万枚を寄贈した。
関係者に託した手紙では「皆で笑い合える日を楽しみに、前を向いて日々を過ごしていこう」と後輩たちに呼び掛けた。

 寄贈先は与那城小、与勝中、与勝緑が丘中、与勝高校、沖縄尚学高校・中学のほか、恩師のつながりのある渡名喜村の渡名喜小中学校で、計2万枚を手配した。

 今回の寄付を仲介したイベント関連企業「サニーコネクト」(福岡市)の川満昇治社長は「東浜さんの母は看護師、いとこも医療従事者で新型コロナと闘っている。医療機関とマスクが足りない地域に
届けてほしいと託された」と語る。

 今後は県やうるま市、県内の医療関係者にさらに2万枚を贈る予定だ。

 東浜投手の与勝中時代の野球部監督だった緑が丘中の上門博之教頭は「昔から勉強もスポーツも優秀で、後輩から慕われていた。今でも思ってくれていてありがたい」と喜んだ。沖尚高の名城政次郎校長は
「母校や社会の人々への感謝を行動で表してくれた」と謝意を述べた。

沖縄タイムス

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