アヤックスに所属するモロッコ代表MFハキム・ツィエクが、オランダ・エールディビジ打ち切り決定で優勝なしとなったことに対し、怒りを示した。

オランダでは新型コロナウイルス感染拡大の影響で先日、政府により9月1日までの大規模スポーツイベントが禁止された。これを受け、中断しているエールディビジは24日、2019-20シーズンを終了することを発表。順位は中断時のままとなるものの、優勝と降格はなし、2部からの昇格もなしとした。

中断時点で首位に位置していたのは、勝ち点で並ぶも得失点差でAZを上回っていた名門アヤックス。同クラブのツィエクは、オランダ『AD』に対して、「なんてナンセンスなんだ。本当かよ？ 僕たちは得失点差で首位だった。AZだって、彼らはシーズンで2度にわたって僕たちに勝利していたんだから。それで、得失点差は？なんでなかったことになっている？ ふざけるなよって感じだ」とコメント。決定に納得できていない様子を示した。

「僕たちは公式なチャンピオンになれなかった。できればフィールド上でチャンピオンになりたかったよ。ただ、チャンピオンを一つだけ決めるべきだろう。それはアヤックスだよ」

ツィエクは今年2月、来季からチェルシーに移籍することで既に合意。アヤックスは欧州大会で既に敗退しており、ツィエクのラストマッチも終了済みという見方になっている。

ツィエクはアヤックスの4シーズンを振り返り、「最高の思い出を大事にしたい。リーグ優勝し、チャンピオンズリーグでも躍進した昨シーズンは特別だったよ」と語っていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200425-00010011-goal-socc
4/25(土) 14:33配信