新型コロナウイルスに感染し入院中の石田純一(66)が、ふだんは毎週木曜にコメンテーターとしてレギュラー出演するラジオ番組「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」(文化放送、月〜金)の23日放送分で、電話インタビューに答えた。取材は22日に行われたもので、現在はほぼ平熱になったものの一時は一刻を争う状態だったことなど、経緯を説明した。
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■沖縄で体調悪化 経営する店は13日から臨時休業

石田は今月11日、出張先の沖縄で体調悪化を感じた。出張の目的は自身が2017年から那覇市内に開店した韓国料理店「J-CHAN 冷麺」の新型コロナにまつわる対応を検討するためとしているが(13日から臨時休業)、現地でゴルフをプレーしたことや体調不良を感じていたのに飛行機に乗って東京へ戻ったことなど、ネット上には批判の声も少なくない。

石田は番組の電話インタビューに答え、「(沖縄の店を)閉めるかどうかの最終判断をオーナーも入れてやろうということで行ったということが、もちろん非常にまずかったと。東京から出るべきじゃなかったという部分で非常に反省しておりますし、実際にご迷惑ご心配をおかけしたことが非常に多く出てしまった、ホテルなどにも非常にご迷惑をおかけしてしまったっていうことを、それから沖縄の人たちにも非常に不快な思いをさせてしまったことをもう本当に反省しております」と詫び、猛省している様子。

病状についてはいまのところ回復傾向にあり、前週に同番組の取材に応じた際は38.8度ほどあった熱もほぼ平熱に戻り、激しかった頭痛もおさまったという。ただ肝臓の値が悪くなってきているといい、原因についてはいろいろな薬の副作用ではないかと医師とも話しているという。他にとくに気になるような症状はないものの、レントゲンで肺炎の影が見える状況なので入院を続けているとのこと。ただ食欲はなく無理にがんばって食べているそうで、インタビューに答える声も弱々しくダメージの大きさがうかがえた。

■呼吸弱くなりアビガン大量投与

また当初は猶予のない緊迫した状況だったが、アビガン投与が功を奏したことも明かした。石田は10日沖縄入り、11日に体調不良を感じ、13日に東京へ戻った。その後、病院で肺炎の傾向がみられたため入院、15日にPCR検査で陽性となった。治療の経緯については「そのときから一刻も猶予ないので、アビガンでいかないかというお話をいただき、1回2回は大量投与でした。呼吸とかも弱くなってきたので、猶予がないということで。おかげさまでアビガンが効いて、その後、悪くなることもなく、そんなに急激に劇的に回復はしてませんけど、ぜんぜん悪くなることなくなんとか小康状態、4日間で平熱ぐらいまできました」と、説明した。

最後にリスナーに向けてあらためて謝罪するとともに、「うつらないようにとか気をつけてくださいとか言わしていただいているのに、自身がなってしまって大変恐縮でございます」「なんとか今回の新型コロナがなんとかおさまって、経済はその後の問題になりますけれども、まずは命あっての物種ということで……」とメッセージを伝えた。

肺炎の症状が出ていたためPCR検査を受けることができ、幸いにもアビガンが効いた石田。一歩間違えれば……と思うと、肝を冷やしたのではないか。一日も早い快復が待たれる。

4/24(金) 7:04
THE PAGE
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