0001スタス ★
2020/04/19(日) 15:21:21.84ID:KCQb4vDF9現在は練習自粛中の古川学園だが、3月中は時間短縮など考慮しながらも練習はできていた。
「寮が1番安全なので帰省はさせなかった。(選手の)親御さんからも、こっちは危ないのでそちらにいさせてください、という声もあった」
寮は学校敷地内にある。3月以降は、体育館への移動以外の外出は週に1度程度の買い出しのみ。外部との接触は少なく、影響は少ないように思えるが、選手たちの胸中は普段通りではなかった。
「外に出てもいいよ、という状況で出ないのと、出てはダメ、という状況で出ないのはやっぱり違う。ストレスがたまってくる。開放感がないので、選手たちも思い切ってやれないように見えた」
例年ならば3月は遠征を行い、大学生など格上のチームと腕試しをする時期。それがなくなり、意欲の上がりにくい日々が続いた。そんな状況で指揮官が意識した点は、基本だった。
「時間的な余裕があったから、サーブレシーブやフォーメーションなどの基本をじっくりできた。レシーブならば足の入り具合や角度、フォーメーションならば細かい位置取りまで徹底してやれた」
基本的な動きをたたき込んだことは、指揮官が感じていた他校との“差”を埋めることにもつながった。
「例えば、中高一貫校では6年間かけて教えていくことを3年間でやらないといけない。(例年は)時間が足りなくて、試合で課題が出ながら克服していく感じだった」
結果的に堅固な土台ができ、チーム力も向上。身長183センチのエース・メリーサをはじめ、杉木真優主将(3年)ら準Vメンバーも多数残る。
「全国で優勝できる力はある。今、練習ができていないチームが(力をつけても)追いつけないくらいの力をつけるぞ、と言って練習してきた」
体育館の壁に貼られていた横断幕には、「楽勝よし、苦戦さらによし」の文字。苦しい戦いになってもこの時期を思い出し、日本一を目指して進んでいく。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200418-04170231-sph-spo