0001フォーエバー ★
2020/04/19(日) 12:37:52.91ID:oBmHTP4N9バイオリンと言えば、クラシック専用の楽器と思われる向きも多いはず。バイオリニストの牧山純子の新作アルバム「アレグリア」(キングレコード)は、そんな先入観を良い意味で裏切ってくれる。
2008年のメジャーデビュー以来、ジャズフィールドをメーンに活躍しているが、今作は従来のアコースティックバイオリンに加え、エレクトリックバイオリンも使い「牧山純子ニュープロジェクト」名義でのリリース。目指したのは「娯楽的に、楽しく気持ちよくスーッと聴けるアルバム」。「歓喜」を意味するアルバムタイトルにふさわしいポップな仕上がりだ。
牧山は4歳からバイオリンを始め、武蔵野音楽大学やフランス留学を経て、ソロバイオリニストとしてクラシック畑で活動。敬愛するバイオリニストのイツァーク・パールマンと名ジャズピアニストのオスカー・ピーターソンの共演アルバムを聴いてジャズに興味を持ち、02年にジャズミュージシャンの登竜門である米国のバークリー音楽大学に入学した。
プロデビュー後は自身のアルバムリリースやライブ活動に加え、テレビドラマのBGMを演奏したり、ロックバンド「T−BOLAN」の森友嵐士や演歌歌手の大月みやこ、小林幸子ら他ジャンルの才能と共演したりするなど多彩な活動を展開してきた。
アルバム「アレグリア」
「アレグリア」には自身の作曲によるオリジナルにカバーを加えた全10曲を収録した。アンプにつないで音量を増幅でき、さまざまな音色を出せるエレクトリックバイオリンの導入で表現の幅は広がり、ロックサウンドにも挑戦。「エレクトリックだからこそできる新たな道を開きたかった」と言い、これまで目指してきた「ジャズとクラシックの融合」とは異なるサウンドを生み出した。
一方で、これまでの“相棒”であるアコースティックバイオリンの魅力もいかんなく見せつける。近年は欧州中心だったレコーディングの場を米ロサンゼルスに移し、西海岸風のスムースジャズのテイストを前面に押し出した。
「ヨーロッパとも違うカリフォルニアの乾いた空気の中にこの子を連れて行って弾いたら、どう変わるだろう?という興味があった。アメリカの地でこの子を叫ばせてやりたかった」
4/19(日) 12:13配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200419-00010004-jij-ent
https://i.imgur.com/zQ0pzBh.jpg