新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、2月末から公式戦を中断しているJリーグが、再開後のリーグ戦の順位決定方法について、勝ち点の期待値制を検討していることが16日、分かった。再開できたとしても、クラブごとに消化試合数にばらつきが出ることを想定。実際に消化した試合で得た勝ち点を、最も多く試合を消化できたクラブの試合数に合わせて換算し、上乗せする。消化試合数を無視して、単純に総勝ち点数の多い順で決める方法とともに検討されている。

 期待値制は、Jリーグが、最優先に掲げる「できるだけ多くの試合消化」の意欲をそぐ可能性があることや、実際に戦って得た点ではないことなど、今後議論の余地が多い。Jリーグは現在、6、7、8月と3つの段階で再開へのシミュレーションを開始。12月末までの限られた日程の中で取捨選択をし、リーグ戦の成立を目指していく方針だ。

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