熊本2020.04.15 20:01

約2か月間の休校が続く熊本市で全国初の取り組みが始まる。県内の放送局と熊本市が協力し来週から『テレビ授業』が放送されることになった。

大西市長
「各テレビ局と行政が連携をして児童生徒向けの教育番組を制作し放送するというのは全国初の取り組みであると考える。県内の児童生徒も等しくご覧になることができるので家庭での学習の充実に活用をして頂きたい」

15日、熊本市の大西市長が発表した『テレビ授業』。
熊本市によると教育委員会と地元の放送局が協力して休校中の子どもたちに向けた授業を放送するのは全国で初めてだという。
番組の名前は「くまもっとまなびたいム」。
教育委員会や学校から教師を派遣して各テレビ局で行われ、KKTでは中学生向けの授業が収録された。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休校となり予定していた学習ができていない「学び残し」を解消することが目的。

熊本市教育センターの粟田佳代さんは…
「休校になって友達に会えない、スポーツしたいけどできない、部活をしたいけどできない、勉強をどう取り組んでいいかわからない。そんな不安を抱えているみなさんがたくさんいると思う。その不安が今度学校に来た時に少しでも前向きな気持ちにかわっているようにテレビを見てもらえたらなと思っている」
番組は小学生から中学生が対象で国語や数学などの授業が放送される予定。

対象学年は放送局によって異なる。
KKTは中学生向けを放送。
今月20日から24日、27日、28日の7日間、午後3時50分から午後4時50分までサブチャンネルで放送される。
サブチャンネルはリモコンのチャンネル上下ボタンを上に押し「042」に合わせるなどの方法で見る事ができる。
詳しくは「熊本市教育センター」のホームページをご覧ください
https://www.kkt.jp/nnn/news16308871.html