元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が14日、自身のツイッターを更新。大阪府政について、論争を展開中の元大阪府知事で参院議員の太田房江氏(68)を強い言葉で批判した。

 この日、「粉飾決算でボロボロになった太田府政を俺はいきなり引き継がされた。貴方、ほんまに府の財政のことなんも知らんかったの? もう一度、勉強し直せ!」とつづった橋下氏。

 事の始まりは橋下氏が出演した12日放送のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」での発言。「大阪も僕の前の太田房江さん、あの知事が5100億円使い込んでね。僕らはその尻ぬぐいのために、僕と松井(一郎)さんと吉村(洋文)さんで4000億円ぐらい回復したわけ。だから、太田房江さんの使い込みがなかったら、大阪には4000億円あったんですよ。太田房江さんは、退職金を全部満額取ってってどういう事なんですか」などの発言に太田氏は13日のツイッターで「橋下さん、昨晩のテレビみたわ。切り取りも度が過ぎてんねん!『太田が使い込み』とかまるで横領みたいな物言いええ加減にせえよ。バブル崩壊で税収大幅減で私は府政を引継ぎ、大阪府を倒産させないための最終手段で基金も取り崩した。倒産して国の管理にさせるわけにはあかんかった」などと反論した。

 橋下氏は、まず同日、この投稿を引用し「僕がやった財政再建策の半分でもやっとったらええがな。給料も退職金も満額受け取って、今からでも返せ! 特措法なんてしょうもない法律作りやがって国会議員の給料も返せ! 国会議員はびた一文給料下がらんやろ。俺ら民間は大変やねんぞ。それであんたらの給料払うために納税や。ええかげんにせえ!」と返答した。

 また、太田氏の「私が知事をやめて12年。維新はいつまで他人の責任にしてんねん? 古市さんに保健所のリストラ突っ込まれてゴマかしていたけど私の目はゴマかせませんからね…と書きたいことは山ほどあるけど、もうええわ。コロナの国難を前に」との投稿に、「保健所のリストラちゃうわ。府立市立を統合して強化した。古市氏は中身を知らんと言っただけ。ただ大幅な増員はしていないから今の事態に対応しきれていないかもしれない。なんでそうなったかというと、あんたが減債基金を取り崩したから、その回復をするためや。もっと中身を勉強してから言ってこい!」と反論していた。

 この日はついに「粉飾決算」という強い言葉まで使って、太田氏を批判した形となった。

4/14(火) 18:18配信 スポーツ報知
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