2020年04月14日 12時30分
http://npn.co.jp/article/detail/200003128

香川県で3月18日に可決され、4月1日から施行されている「ネット・ゲーム依存症対策条例」が、再び物議を醸している。
この条例は、18歳未満の子どものネット・ゲーム依存症を防ぐため、県や保護者、通信事業者、ゲーム制作会社などの
責務を明記したもので、「子どものゲームのプレイ時間を平日は60分、休日は90分までに制限する」「スマートフォンの
 使用時間を中学生以下は午後9時、それ以外(主に高校生)は午後10時までに制限する」などといった条文もあり、
ネット上から賛否が集まっていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出自粛が要請されている今、改めて
是非を問う声も上がっていた。
そんな中、香川と岡山をエリアとするKSB瀬戸内海放送は、13日に公式ユーチューブ上に「ゲーム条例のパブコメ『原本』
 が開示 多数を占めた賛成意見『全く同じ文章』が何パターンも 香川」という動画をアップ。条例については、県が
1月23日から2月6日の間、香川県民やゲームなどの事業者に対しパブリックコメントの募集を行い、計2686件の意見が
寄せられたが、内2269件が賛成意見だといい、KSBが原本の公開を求めたところ、全く同じ文面が同じ時間帯にそれぞれ
150通ほど送られているというパターンが見られたと紹介していた。
動画では、パブリックコメントは多数決ではないとしながらも、条例検討委員会で「賛成も多いし早く採決しよう」と
促す声も挙がっていたと紹介されていたが、この動画の視聴者が特に注目したのは、その同じ文面が送られてきたという
送信元のIPアドレス。
すべて同一の「192.168.〜」から始まるローカルアドレスが表示されていることから、「ローカルIPが表示されるって、
送信元と受信先が同一ネットワーク環境ってことでしょ?」「同じLAN内からの意見ってことじゃん」「同じプライベート
 アドレス+同じ文言+何回も送信+同時刻多数+その履歴を公開しちゃうのか…」といった批判や呆れ声が寄せられていた。