「志村ロス」で心にあいた穴がふさがらない。新型コロナウイルスによる肺炎のため、70歳で死去した希代のコメディアン、志村けんさんを追悼する“特別番組”が、先週末に続々と放送された。芸能界からはしのぶ声がやまないが、志村さんが愛した“夜の街”で、不思議な現象が起きている。志村さんが愛した女たちが、なぜか消息不明になっているというのだ。

5日の「サンデー・ジャポン」(TBS系)では、司会を務める「爆笑問題」の太田光が「整理ができないのは当たり前だと思うんです。四十九日、一周忌ってなって、徐々にしか心の整理がついていかないと思う」と喪失感を告白。

さらに、同時間帯のフジテレビ系トークバラエティー番組「ワイドナショー」ではダウンタウンの松本人志も「ちょっとたまんないです」と表情を曇らせた。

6日にはNHK「鶴瓶の家族に乾杯」が、志村さんがゲスト出演した2010年の放送分を再構築し、放送した。

志村さんを惜しむ声はやまないが、それでも、新型コロナウイルス感染の拡大は止まらない。

最近、問題視されているのが「感染経路不明者」の急増だ。6日に判明した東京都の感染者は83人で、感染経路が不明なのは73人に上った。志村さんの感染経路もいまだに判明していない。

「志村さんは“夜の社交場”で感染したといわれている。先月30日の緊急会見で小池百合子都知事が、志村さんの死をしのぶ際に『最後の功績』などと発言し、感染経路不明者が急増しているナイトクラブなどに行くことへの自粛を求めた。都庁内では、一連の自粛は志村さんと無関係でないともっぱらです」(都庁関係者)

銀座、六本木、麻布十番など、志村さんが通った店が多い都内の繁華街では、一時休業する店が続出中だ。そんな中、志村さんが愛した“夜の蝶”たちが、消息不明になる異常事態に陥っているという。

「キャバクラやクラブ、ガールズバーなどで志村さんが気に入って指名していた女の子たちが、どんどん姿を消しているんですよ。志村さんが亡くなってしまったことへのショックや、感染させた犯人だと思われるのが怖いとか、いろいろ理由は噂されてますが、店側が連絡しようとしてもLINEなども消去されて音信不通になっている」(港区の高級キャバクラ関係者)

志村さんといえば、義理人情の厚さで知られ、新型コロナ感染拡大の影響で客が激減した店にも、足しげく通っていたことは本紙既報通りだ。

「酔ってお触りすることもありますが、月のノルマを達成できずに助けを求めると、わざわざ店に顔を出す優しさもあった。六本木の高級キャバクラでは、お触りを笑顔で許していた女の子に、直接現ナマで数十万円を渡していたことも見たことがある。それだけに『金の切れ目が縁の切れ目なのか…』なんて悲しい声も聞かれる」(前同)

もっとも女の子にしてみれば、別の事情で夜の仕事を辞めた場合もあるだろう。また、志村さんの感染源を巡っては週刊誌をはじめ多くのメディアが追っており、怖くなって身を隠している可能性もないとは言えない。

付き合った女性との別れの際には、数千万円の手切れ金をポンと渡していたともいわれる志村さん。夜の“志村の女”たちは今、何を思うのか。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200408-00000008-tospoweb-ent
4/8(水) 11:03配信