2020年4月6日 22時50分
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で放送延期となったドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン10最終話(第16話)について、ショーランナー(現場責任者)を務めるアンジェラ・カンが製作状況を Comic Book に明かした。

 新型コロナの影響により、ハリウッドでは多くの映画・ドラマの製作が一時休止状態に。「ウォーキング・デッド」に関しても、最終話のポストプロダクションを終えることができず、米ケーブル局AMCは現地時間12日(日本では13日)に予定していた放送を延期。代わりに「スペシャルエピソード」として、今年後半にオンエアすると発表している。

 現在はリモートワークで作業を続けているというアンジェラは、「オフィスにいる時と全く同じペースで仕事をすることは難しいですが、第16話完成まで、とても近いところまで来ています」と同サイトに現状を報告。毎エピソード、放送の2週間前に完成版を納品しており、スタジオ閉鎖の時点で1週間半ほど時間が足りなかったという。

 「リモートで継続しているのは、完成出来そうなエフェクト作業です」と語るアンジェラは、完成までに必要な工程を説明している。「機械を使う必要がある色彩調整があります。ワーナー・ブラザースでの音響作業も残ってるのですが、とても複雑な調整装置を使うので、誰かの家に一晩(装置を)置いておくのは難しいんです」

 それでも、アンジェラは「完成まではとても近いです」と強調。「世界が安全となり、人々が外に出始めたら、恐らく全てのエフェクト作業は終了するはず。そして、手で数える位のプロセスが残り、それもすぐに完了する予定です。作業できる環境に戻ったら、早急に完成できることを祈っています」と期待を寄せている。

 なおFOXチャンネルでは、第16話の放送を予定していた4月13日以降の放送スケジュールを変更し、「ウォーキング・デッド」シーズン1第1話を放送する。(編集部・倉本拓弥)