人間というのも、深く考えればただ食って寝てを繰り返す意味のない存在にすぎません。
文化や文明と言っても、それは、高度に発達した脳の好む食べ物なのです。
したがって、愛だの献身だの人権だのと言ったところで、所詮、無意味を覆い隠す幻想にすぎないのです。
そういうものを何か至高なもののように錯覚してしまうところから、傲慢が始まるのです。
その傲慢さは、結局のところ、原始回帰して、人間の無意味性を曝け出していることになるわけです。