https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200311-00000028-tospoweb-base
阪神 コロナ禍も遠征先で外出禁止にしないワケ

巨人など複数球団が新型コロナウイルス対策として、遠征先での「外出禁止、
自粛令」を出しているが、阪神は「その予定はありません」と今後も出先での
外出を制限しないという。

 雨天中止となった10日のDeNA戦(横浜)、11日のヤクルト戦(神宮)
とチームは開幕延期決定後、初の遠征だが、自由時間の外出は各自判断でOK。
それには感染者が出た場合の集団感染を避ける意図もあるという。

 遠征前の8日にナインに感染防止の注意喚起を行った球団フロントは、
その狙いをこう話す。「ウイルスという目に見えないものに対しての対策だけに
何が『正解』かは、難しいところだけど、外出禁止にして食事は宿舎会場だけ
にして、その後、チームの誰かがウイルスに感染となった場合、もうその時点
で『集団感染』を覚悟しなくてはいけない状況になるでしょ? チームとして
一番怖いのはそれ。外出禁止にして、1か所に集まることがベストかといえば、
決してそうではない気がするからね」。あえて「出禁」にしないのも、集団感染
を防ぐひとつの手段でもあるのだ。

 もちろん、宿舎内は衛生面の観点では信頼性の高い場所ではある。だが、
新型ウイルスには10日前後の潜伏期間があるとされており、仮に「外出禁止令」
を出し、食事会場など一堂に会する場所を作った後にチーム内で感染者が出
た場合、チーム全員の「濃厚接触」を疑わなくてはいけない事態になる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200327-00000532-sanspo-base
冒頭で揚塩社長は「昨日、3選手が大阪府内の病院でPCR検査を受けた結果、
残念ながら陽性と判明しました。拡大防止のために国民をあげている中、
関係者の皆さまにご心配をかけ、誠に申し訳ありません。重く受け止めています。
球団として拡大防止のために努力してまいります」と謝罪した。

 藤浪は21日ににおいが感じにくいなどの自覚症状を訴えた。発熱、
せきなどの風邪症状はなく、嗅覚の異常も改善している。

 伊藤隼は22日の食事の際、においが感じにくい自覚症状があったものの、
藤浪同様に風邪の症状はなく、嗅覚障害も改善の方向。

 長坂は18日に発熱症状があり練習を欠席した。病院で受診も、肺炎症状が
ないため風邪と診断。23日まで自室にて療養し、24日から練習を再開した。
しかし、25日に食事の味がしにくいと申告。27日深夜に兵庫県内の病院
に入院した。風邪の症状はないが、味覚、嗅覚に少し自覚症状が残っている。

藤浪ら3選手を含む阪神の選手7人、球団関係者以外の5人の計12人は今月1
4日に会食を行っており、そこを中心に感染経路を追っているという。

他球団が外出禁止令を出している中で、阪神は外出OKだったことに関して
揚塩社長は「今から思えば、こうなってしまった以上は申し訳ない」
と改めて頭を下げた。選手の外食に関しては26日に、
選手同士、知人との外食はすべて禁止したことも発表された。