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開幕戦が延期となったプロ野球だが3月14日から19日まで巨人の選手たちが日本テレビ系のバラエティ番組に出演しまくり、ジャックするプロジェクトが行われた。

 15日オンエアーの『行列のできる法律相談所』では原辰徳監督、岡本和真選手、丸佳浩選手が登場し、17日の『中居正広の4番勝負』には小林誠司選手、大城卓三選手、亀井善行選手、吉川大幾選手が出演。18日の『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』には阿部慎之助2軍監督が参加した。

 野球ファンにはうれしい企画だが日テレ内部では賛否両論巻き起こっているという。

「野球選手がスタジオに来ること自体、珍しいことなので野球好きの番組スタッフが一部喜んでいましたよ。ただ、ムリやり野球選手をキャスティングされ、番組にねじ込まれたプロデューサー級の制作陣は困惑していて現場は微妙な雰囲気になっていましたね。

野球を知らない視聴者から『誰だ?』『いきなりなに?』『よく分からない人が出ている』という反応が出るのは目に見えています。中高年の男性ウケはいいかもしれませんが若年層や女性層がチャンネルを替えてしまう現象があって視聴率はあまりよくなかったようです。全国放送の地上波には耐えられなかったみたいですね」(テレビ局関係者)

 発案したのは、日本テレビでスポーツ局チーフプロデューサーや制作局ドラマセンター長を歴任し昨年、巨人の代表取締役社長兼編成本部長に就任した今村司氏だというが……。

「お茶の間のヒーローを巨人から作るというコンセプトだったのですが、企画に唐突感がありなぜ野球選手をバラエティー番組に突然出演させるのか、日テレ局内でもコンセンサスが得られていませんでした。

また本来ならば3月20日のプロ野球開幕を盛り上げる趣旨の企画だったはずなのですが、コロナウイルスの影響で延期。局内には気まずい空気が流れました」(同)

 視聴者や制作陣ばかりではなく、告知目的でテレビ出演させられた選手もたまったものではないだろう。プロジェクトはこれからも存続していくのだろうか。

2020.03.23 エンタMEGA
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