【野球】マネージャーが初告白「野村監督があまり人を褒めない2つの理由」
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2020年2月11日に惜しまれつつ亡くなった、野村克也さん(享年84)。これまでメディアに登場したことのないマネージャーの小島一貴さんが、生前の野村さんが「じつは認めていた野球人たち」について、本誌に明かした。
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私にとって氏は、野球、そして人生を教えてくれた師である。初対面は、野村氏が楽天の監督に就任が決まった、2005年のことだった。したがって、野村氏をお呼びするときは、いつも「監督」であった。
楽天の監督を辞任したあとは、講演やテレビ出演、マスコミ取材にと、文字どおり引っ張りだこだった。マネージャーだった私は、毎日のように監督のお供をしていた。
監督の選手評は、辛口で知られている。仕事でもプライベートでも、めったに人を褒めることはない。だが、認めている “野球人” はいた。
●(1)落合博満
その筆頭が、落合博満氏(66)だった。「俺なんかラッキーで三冠王1回だけど、あいつは3回。考えられない。とんでもないやつだ」と絶賛していた。
そして、「監督・落合」も認めていた。たとえば森野将彦の件である。
「本人には悪いけど、俺は森野のよさがわからなかった。だが、使いつづけたことで、主力に成長した。井端(弘和)と荒木(雅博)のポジションを入れ替えたり、落合は『凡人にはない発想力』を持っている」
楽天の監督時代、交流戦で名古屋に行くと、落合監督のマネージャーが試合前に決まって、「うちの監督が、監督室で待ってます」と呼びに来た。
「いつも呼ばれるから、『ほかの監督のことも呼んでるの?』とマネージャーに聞くと、『野村監督だけです』と言うんだ。それを落合に聞くと、『ほかの人とは、野球の話はできないでしょ。野球でまともな話をできるのは、ノムさんだけだもん』と」
監督にとって、落合氏との監督室での野球談議は、至福のときだったに違いない。
●(2)大谷翔平
大谷翔平(25)への評価は、大きく変わっていった。デビュー当初は「二刀流? プロ野球を舐めるな!」と反対していたものだが……。
「あの活躍を見ていると、考え方を変えざるを得ない。160km以上の剛速球を、苦もなく投げられる。これは天賦の才能。腕が長いと、打者として内角を捌くことが難しいが、これもうまく腕をたたんで捌く。ワクワクするよ。二刀流? もちろん賛成だね」
3年めのオフには、雑誌の企画で対談も実現した。
「(本を読んでメモを取っていると聞いて)我々の時代には、こんな選手はいなかった。知識欲は大事。野球人としてだけでなく、人間としても。彼には感性が備わっている」
別れ際に「孫が喜ぶから」と、サインボールを受け取った笑顔が忘れられない。
●(3)田中将大
愛弟子たちは、やはり気になる存在だった。田中将大(31)も、そのうちのひとり。
「新人投手は、まず速球の質を見るんだけど、マー君の場合はスライダーに目を奪われた。投手陣が手薄だったし、『直接見ながら育成できる』と思ったから一軍に置いた。
初登板から3試合KOされたけど、負けがつかない。それで『マー君、神の子、不思議な子』と名づけた。
マウンド上の態度より、『打たれた後に悔しがっているか』『いい投球をしたあとに、有頂天になっていないか』が判断基準だった。その点でも合格だった。メジャーに行って、年俸は20億円を超えるんだろ。もう、マー君なんて呼べないよ(笑)」
自宅のリビングには、田中選手のヤンキースのサイン入りユニホームが飾ってあった。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200321-00010000-flash-peo
3/21(土) 6:32配信 ●(4)宮本慎也、(5)稲葉篤紀、(6)山崎武司
監督としての「資質あり」と認めていたのは、宮本慎也氏(49)と稲葉篤紀氏(47)、そして山崎武司氏(51)だった。
「試合の前後、毎日のように室内練習場にこもって打ち込んでいたのが、宮本と稲葉。あとは真中(満)と(野村)克則。稲葉と宮本は、ほとんど褒めたことがない。
宮本の引退後に『早く監督になれ』と言ったら、『監督と一緒で処世術がないんで順番が回ってきません』と言われてな。宮本には監督になって、低迷するヤクルトを再建してほしいよ。
宮本は思ったことを口に出してしまうタイプ。宮本を監督にする球団は、最低でも5年はやらせてほしい。宮本イズムを浸透させるだけでも2年はかかる。こういう人材を放っておいてはダメだ。
稲葉は、外野出身なことが心配。でも、彼なら監督をやれる。野球を真剣に考えていた男だし、何よりも俺の指導を受けているんだから(笑)」
山崎氏には楽天時代、おおいに助けられたという。
「俺は楽天時代に、嶋(基宏)を一流の捕手に育てようと厳しく接した。相当悩んでノイローゼ気味になったとき、山崎がベンチ裏でアドバイスを送ってくれていたんだ。
中心なき組織は機能しない。山崎が楽天で4番に入り、核ができた。少々体が痛くても休まない。彼は、真のリーダーだよ」
「監督は一見、冷徹なようで、じつはとても人情味がある」という証言を多くの選手から聞いたが、私も同感である。
●(7)谷繁元信
谷繁元信氏(49)は、捕手として認めた数少ない存在だ。
「俺は彼を、『続きの谷繁』と呼んでいた。配球では、『速球、速球と来たら次は変化球かな』と打者は思うもの。逆もしかり。そこを、3つ同じ球を続けられると、打者は読みづらくなる。彼は、それがうまかった」
●(8)野村克則
そして、最後は息子の野村克則氏(46)。
「『克則君は、この両親のもとで、よくこんな好青年になりましたね』と、しょっちゅう言われた(笑)。彼が小さいころは、俺は家にいなくて親父らしいことはしてないし、高校も大学も寮に入ってたから、他人に育ててもらったようなもの。
克則が引退してからも、途切れなくコーチの仕事があるのは、本人の人徳だろうね」
監督は、「めったに人を褒めないのには、2つの理由がある」と、よく口にしていた。
「褒めることは難しいんだ。自分のレベルを知らしめることになるからな。一歩間違えると、『そんなことで?』と逆効果になるし、お世辞になりかねない。そうなると選手に舐められるし、安っぽくなってしまう。
もうひとつは、人材育成は『無視、賞賛、非難』で成り立つ。実力がないうちは無視。すると、なんとか見てもらおうと頑張る。少し力がついてきたら賞賛し、さらにやる気を引き出す。ただ、褒めるタイミングが大事だし、ひと言でいい。
レギュラークラスになったら非難。その程度で満足してもらったら困る。『まだできるんだ』という、メッセージを込めて非難するんだ」
監督が亡くなって、早ひと月が過ぎた。いまだ現実を受け入れられない。マネージャーになって5年ほどたったとき、監督の著書の原稿チェックをまかされるようになると、「お前なんかにできるのか」と、よく小言を言われたものだ。
だがある日、「まぁ、お前なら大丈夫やろ」とおっしゃってくれた。もっとも、そう言ってもらえたのは一度だけ。ほかに褒められた記憶はない――。 こういったすごい人達の野球談議とか逸話を聞くと
途端に野球が面白く感じる >>6
意外だよな
捕手は谷繁、ヤクルト監督は宮本押しだし 面白い。最後まで読めたわ
ただ克則アゲは、何か意図あんのかなと 宮本は言い方がきついしかなり厳しい
村上のことも出場させる前にもっと練習させて鍛えるべきだって言ってたし
あれじゃ監督やコーチになっても選手はついてこないだろうな でもこうやって「野村に褒められたらホンモノだ」と思わせるような説得力を持っていたのが野村の凄いところだな
他の人間でそれだけの説得力があるのは、それこそ落合くらいだろ
逆に、記録を持ったすごい選手だったはずなのに、こういう野球人同士の褒め合いや評価に全く名前が出てこない張本の評論が如何に価値のないものかということだ プロで褒められてばっかりの選手はロクなことにならないな 最近はなんでもかんでも褒めるのがいいって風潮だけど、やっぱそれは子供に対する扱いだよな
大人はお世辞を見抜くし見抜けない奴は増長するしだから ヤクルトの監督やってたときの古田、采配みてて、無能だったからな 最後に克則で草
そりゃ本人の性格も多少はあるんだろうけどそもそもノムさんの息子じゃなければ録に仕事なんか回って来ないよ >>11
PL出身で、努力家、そして黙々と地味な事をこなしてきた職人選手
野球に関しては、自分にも人にも厳しい
無理だろうな監督は 檜山、山田はマイナー過ぎるから挙げられなかったかw 落合の野村を呼びつけるって慇懃無礼極まりないな
実績は五分だがノムさんの方がキャリアも大先輩だし落合の方から出向けよw >>29
監督室に招き入れるのが最高のもてなしなのが分からん馬鹿ワロタw
ノムさんは客人用の控室におるんやぞ ノムさん落合の話は面白い
だからといって金村の昔話も面白い >>12
そこで私はその若い頃の風呂場の一件を思い出し、こう囁いたんですわ。
『ハリ、お前は態度がでかいのに、ナニは小さいのう』って。
そうしたら張本の顔が信号機みたいに真っ赤になって……。その打席では効果があったんですが、次の打席では空振りの振りをして私の頭をバットで殴りおったんですわ。
まあ、野球が大らかだった時代の話です 落合が解説者をやってた時ノムさんがどこかの監督時代に春季キャンプで記者が誰もノムさんのとこに寄り付かなかったが落合だけは俺のとこ来てサシで1時間以上野球の話をしてたとかいう話を聞いた事ある >>13
解説者時代の矢野との対談で早く監督になれって言ってたけど、フタを開けたらご覧の通りや! >>11
俺も同じ意見だわ。
楽しくやらないと勝てない今の時代には合わないだろうね。
もっとも宮本が勉強してマイルドになれれば話は別だ。
そこに期待するぜ。 野村が桑田や工藤みたいなのをどう評価してたのか気になる >>1
阪神監督時代3年連続最下位の監督が
人を誉める事などできる訳がない。
恥を知れ。 古田のことは、さんざんぱら褒めてるからこのリストには入ってないんだろ。 >>1
ホントに中身のない酷い記事だった
いくら載せるものがないからってこんなの載せるな 栗山、古田は無しか。
栗山は結局、眼中にナシかよ。 野村は恩のある鶴岡監督や、長年相棒だった杉浦の葬儀に出ずに酷評されたが、
南海時代にはいろいろあったんだろうとは思うが、
その後も大沢親分や阪神久万オーナーの葬式にも出なかったそうだ
仮にサッチーが止めたのだとしても、
言われるがままになってるならそれが本人の判断だから言い訳はできん
人間性のどこかに問題がある
一方的に野村の標的にされた長嶋は野村の葬式に供花してたろ
それがマナーてもんだ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています