日本高野連は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、第92回選抜高校野球大会(19日開会式=甲子園)の中止を決めた。大阪市内で11日、臨時運営委員会を開き、選手の安全や健康を最大限に重視して苦渋の決断に至った。当初は無観客での実施が濃厚とみられていたが、世間の厳しい反応から急転。近年勢いを増す“アンチ高校野球勢力”ともいうべき、強硬な反対派の圧力にも押し切られる形となった。(塚沢健太郎)

 太平洋戦争の影響で1942−46年に中断したことはあるものの、予定されていた大会の中止はセンバツ史上初めて。重い決断を下した大会会長、毎日新聞社の丸山昌宏社長は「安心して甲子園でプレーできる環境を確保するのが難しい。多くの学校が練習や、練習試合の中止を余儀なくされるなど、大会に向けた準備が十分とはいえず、選手のケガの心配も懸念される」と説明した。

 日本高野連の八田英二会長は「高校野球は学校教育の一環。教育の原点に返って、苦渋の決断をした。厳しい決断がありうるとわかっていただくことも、1つの人格形成に寄与する。教育ではないかと考えている」と球児に理解を求めた。

 ■勢い増すアンチ

 先月26日に政府が、多数の人が集まる全国的なスポーツイベントについて、今後2週間の中止や延期などの対応を要請。その対象として、センバツは言い逃れようがないほど条件を満たしていたが、今月4日の段階で高野連は無観客を前提に開催を目指す努力をすると表明した。

 だが、この1週間で情勢は好転するどころか、悪い材料ばかりが増えていった。大阪市内のライブハウスなどから関西に感染が拡大。「選手だけでなく、家族内で感染した対策がまだ十分ではない。宿舎は大阪、兵庫。この影響は格段に大きかった」。ネックとなったのは無観客の甲子園球場よりも、各校が別々に宿泊するホテルだった。

 さらにダメ押しのように前日10日、安倍晋三首相がイベント自粛をさらに10日間程度、延長するよう求めた。だが最も影響があったのは、名前も形も持たない反対勢力の存在かもしれない。

3/12(木) 16:56配信
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