2020年03月09日 17時01分
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/drama/1770612/

“NHK大河ドラマ復活”などと局内外からもてはやされていた長谷川博己主演の大河ドラマ「麒麟がくる」だが、回を重ねるごとにその雰囲気が怪しくなってきたという。

「初回こそ平均視聴率19・1%と20%の大台に迫る勢いで局内は大いに沸きました。第2話も17・9%、3話が16・1%と数字は落としたもののなんとか15%超えをキープしていた。ただ、それ以降は雲行きが怪しくなった。4話以降は13%台が続いて、合格ラインの15%を下回ってしまった。3月1日の第7話で15・0%と跳ね上がったが、決して予断を許さない状況です」(NHK幹部)

 それにしても本来、鉄板ともいわれる戦国モノで、こうも視聴率が上がってこないのはなぜか。

「『麒麟――』には男女の色恋話が出てこない。しかも、女性目線の展開がないため女性の支持が圧倒的に少ないんです。主役の明智光秀を巡る川口春奈が演じる『帰蝶』と門脇麦が演じる『駒』の恋のバトルでもあればいいでしょうが、駒はオリジナルのキャラですので、なんともしがたいのでしょう」(民放ドラマプロデューサー)

 ただ、制作スタッフ陣もより本気になっているという。実は視聴率アップのためにNHKが研究していたのがネットを利用した番宣方法だというのだ。「一時期、ネットなどで盛んに川口と門脇の不仲話がアップされたことがあるんです。本当かどうか定かでないが、あれは制作スタッフ陣からのリークという話があるんです。それでも話題になれば勝ちだという戦略です」(放送作家)

 この戦略が功を奏したのかどうかは定かでないが、1日には合格ラインにまで戻っていった。果たしてこのまま、視聴率は上昇していくのか。

(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)