「ピークカット」や「ピークずらし」施策で難しいのは、感染状況のデータがそろっていない段階で
流行への流れの「気配」を感じ取って施策を打ち込まなければならないことだ。

感染状況がデータ的に明らかになった頃にはもう流行への流れを止めることができない。遅いのだ。

僕は2009年、大阪府知事の時に、新型インフルエンザのピークカットをするために大阪府下の学校を一斉休校にした。
実施した時には、今回の安倍首相のように大阪中から猛批判を受けた。批判の中身も今と全く同じようなものだった。

「学校現場が混乱する!」「働く保護者はどうしたらいいんだ!」「感染した子供がいない学校まで休校にしても意味がない!」
「一斉休校には何の意味もない!」「学校が救いの場となっている子供たちはどうしたらいい!」という声が多数上がった。

僕は、大阪の高校生に2例目の発症が出たときに、これから感染が爆発的に増加する「気配」を感じた。
距離の離れた高校生2人だったからだ。そこで猛批判を受けながらも、一斉休校に踏み切った。

そして、1年後に医学的、公衆衛生学的に検証してみると、大阪の一斉休校には、
感染者の爆発的増加を防いだ効果があったことがわかった。
このようにピークカット施策である一斉休校は、数年後に検証してはじめてその効果がわかるものだ。

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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200304-00010000-voice-pol&;p=1
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