2ちゃんねる開設者の“ひろゆき氏”こと西村博之氏が、3月1日に厚生労働省が明らかにした新型コロナウイルスを1人の感染者が複数の人に感染させる経路の特徴について、疑問点をツイートし大きな反響を呼んでいる。
実際に複数人への感染が起きたとみられる場所を示し注意を呼びかけているのだが、そこに肝心な場所が入っていないと指摘しているのだ。

厚生労働省によると、実際に複数人への感染が起きた場所では「換気が悪く」「人が密に集まって過ごすような空間」「不特定多数の人が接触する恐れのある場所」との共通点があり、例としてスポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テントなどが挙げられた。厚労省ではイベントの開催にはついては必要性を検討するとともに、仮に開催する場合であっても風通しをよくするよう注意を促している。

この厚労省の呼びかけに1日の『ひろゆき Hiroyuki Nishimura(hiroyuki_ni)ツイッター』で、「“満員電車”って絶対言わないけど、罰ゲームでもあるの?」、「ヴォルデモート?」(ハリー・ポッターの最大最強の敵:恐怖のあまり名前を口に出せないほど恐れられている)と疑問を投げかけている。このツイートのリプライ欄には、「経済が止まるからでしょ」「言えない事情もわかるけど誰が見ても一番の密集空間だから不自然過ぎます」「時差出勤とテレワークは推奨してるから良いんじゃないでしょうか」「満員電車で感染しても、きっと追跡のしようがないのだろう」などの意見が寄せられ、9.7万の「いいね」が付けられるなど大反響であった。
厚労省は2月21日に会社などでの感染拡大を防ぐため、経団連や日本商工会議所などに対し在宅勤務などの「テレワーク」や、時差出勤の積極的な活用といった取り組みをするよう要請すると発表している。しかし実際には時差出勤しても電車の混雑は緩和していないという声がツイッター上には多くみられ、狭い空間で人が密着する状況はなかなか解消されないようだ。
https://article.yahoo.co.jp/detail/d326c08cf8fb52b14afeefc809cf6bcf99c24153